ランボルギーニの中身はトヨタ車、驚きの大改造 こだわり満載でも値段は「ちょっと内緒です」

独創的な後部デザインも魅力的だ【写真:山口比佐夫】
独創的な後部デザインも魅力的だ【写真:山口比佐夫】

“鳴る”マフラーに変更 オリジナル要素にもこだわり

 市販モデルと違うので、公道で走っている車は世界に1台しかありません。コンセプトカーといっても、これはカウンタックが好きな人の間では有名な車ですね。だからこれを見たときには「エッ!」って驚かれます。本物のカウンタックはお金を出せば買えるものだけど、これは写真でしか見たことない車が実在する。当時のランボルギーニは経営難で、コンセプトカーは開発用のプロトタイプとして使っていたんですよ。最後は衝突安全性の認証を取るためにつぶしているんです。資本があればこういう車も取っておけたんでしょうけど、お金がなかった。最後はクラッシュテストでもうなくなっちゃっている車というのも有名な話です。

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 実はオリジナル要素も加えています。ミッドシップの車って基本的に後ろにエンジンがあるので後方視界がめっちゃ悪いんですよ。よく「カウンタックリバース」と言ってサイドシルに腰掛けてリバースしたりとか、そういうことがあるんですけど、僕はリアカメラをつけましたね。ミラーだと後ろは本当に見えないので。この50年の間にリアカメラが生まれたので、視界の悪いミッドシップ車にとってはいいかなと思います。

 エンジンはMR-Sの1800CCのエンジンそのままで、あとはマフラーだけ変更しています。特注でそこそこ鳴るようなものに替えてもらいました。

 マニュアル車なのでたぶん踏み間違えとかもないですし、いつまでも乗れる車ですね。おじいさんになっても乗っていきたいです。もし運転できなくなったら眺めているだけでもいいですけど、その時は車を売って都内のちっちゃいアパートでのんびり暮らそうかなと思っています。

□進士慎夫(しんじ・のりお)1966年12月28日、東京生まれ。大学卒業後、製造業に15年間勤務。その後、人事コンサルタントとして活動。エンジニア、営業、インポーターなど主に自動車業界の転職の手伝いをしている。趣味は車とバイクとスター・ウォーズ。小田原でガレージハウスも経営している。

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