最上もが、育児ブログ“コメント欄閉鎖”の決断 シングルマザー試行錯誤の子育て明かす

「揚げ足取りのような書き込みもあります」

「ただ私が日常のことを書いているだけでも、色んなことを言われてしまうことに悩んでました。たとえば夜泣きについて『きょうも夜泣きすごかった、しんどい』というようなことを書いたりすると、『こうした方がいいと思います、うちはこれで夜泣きが無くなりました。なんでしないんですか?』みたいなコメントがきたりするんですが、過去に書いてることだったり、理由があってしなかったりするので、なんと言ったらいいのか、温度差と言うのでしょうか。それが出てきてしまうんです」。

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 ネットの声と接することは難しい面もあるようで、「離乳食についてちゃんと調べて進めていたのですが、これは本当に指摘が多かったですね。『この時期にこれをあげてはダメです』とか。もちろん自分の娘のことなので、自分が一番考えていますし、きちんと調べて食材も量も問題なくあげています。それに、恐らくマウントを取るというか、『私はこれが正解だと思っているからあなたもこうすればいいですよ』というようなニュアンスのことを書く人も多くて。揚げ足取りのような書き込みもあります。だから、1つの出来事でも色々言われないように補足をつけなきゃと思ってしまったり、私にとっては窮屈に感じて、どんどんプレッシャーにもなってしまいました。育児ブログにはそういった反応が多くて、それを見ると、1人1人みんなバラバラなのは当たり前なのに、私のやり方は間違っているのだろうかと落ち込んでしまいます」。率直な思いを明かしてくれた。

 コメント欄を閉鎖したそうだが、どのような理由からなのか。聞いてみると、「誰か悩んでいる人がいて、私に助けを求めているとしたら手を差し伸べたいと思ってしまうので、コメント欄に悩みなど質問の書き込みがあった場合に、聞かれたことは精いっぱい答えたくなるんです。それがその子の参考や助けになればいいなと思って。でも、1人に答えたら全てに答えなきゃ、となり、質問のスクショは溜まる一方で時間もあまりなく…私自身HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン=とても敏感な人)なのもあり、いろいろ考え過ぎちゃうこともあって、一度コメント欄は閉じた方がいいかなと思いました」と説明する。

「大変だと捉えるのではなく、癒やしだと捉えたくて、毎日試行錯誤している」という育児。今後の自身の活動については「自分のキャパシティー以上のことをやろうとしてしまうので、肩の力を抜いて、今でも応援してくださるファンのみなさまを大切にしながら、マイペースに続けていけたらと思っています」と前を見据えた。

□最上もが(もがみ・もが)、1989年2月25日、東京都出身。2011年、アイドルグループ「でんぱ組.inc」に加入して芸能界デビュー。16年にドラマ「重版出来!」(TBS系)出演など女優としても活躍。17年8月にグループ脱退後は個人事務所を設立してマルチに活動。21年5月に第1子女児出産を公表した。

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