【愛車拝見】開業医の愛車ガレージは“男のロマン” 仲間に振る舞う「オリジナルカクテル」は車のカラー

しゃれたバーカウンターでオリジナルカクテルを作る【写真:山口比佐夫】
しゃれたバーカウンターでオリジナルカクテルを作る【写真:山口比佐夫】

マニアがアポなし訪問&ガレージ撮影も

 休日に仲間が集まれば、佐藤さん自らバーカウンターでシェイカーを振るう。「オリジナルカクテルもあります。F40とF50です」。カクテルの色はそれぞれの車のボディーカラーに見たてて、赤と黄色だ。陽気な酒席の演出に、愛好家たちの歓声が目に浮かぶ。「それもシャレでやっているわけです」と佐藤さんはほほ笑んだ。

 一方で、車庫の使い勝手については、「もうすごい気に入っているんですけど、車のこういううなぎの寝床式は、車の出し入れは大変ですね。理想はやっぱ横1列だと思う」とも語った。複数台所有ならではの悩みのようだ。

 F50はオークションで5億5000万円の値が付いた超お宝スーパーカー。F40とのスペチアーレ2台持ちは日本ではかなり貴重だ。佐藤さんのガレージはスーパーカーファンの間でも有名で、見学者がアポなしで訪ねて来ることもある。「いきなりの方もときどきいて、ガレージの前でみんなで写真を撮ってそれで帰っていく人もいます」。防犯カメラはしっかりと設置している。

 ちなみに、佐藤さんは自身の病院内にもビルトインガレージ2棟を持つ。

「この手のスーパーカーはずっと向こうに置いていたんですね。手元に置きたいという気持ちがあって、本格的なビルドインガレージを作りたいなと思いました」。身近に置くことで何より満たされるのは所有欲。かけがえのない人生の相棒たちへの愛情も深まる佐藤さんのガレージだ。

□佐藤優(さとう・まさる)1955年4月7日、静岡県出身。千葉大学医学部卒。医学博士。大学病院などに勤務後、37歳で開業。レースは330戦以上に出場している。

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