【鎌倉殿の13人】義時の納得のいかない表情の舞台裏 NHK「渦巻く陰謀と災い」

俳優・小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)の第10回では、義時の八重(新垣結衣)への思いや佐竹軍との戦いで周囲から絶賛される作戦を考えながらも、結果的に実行できないまま戦が終わった義経(菅田将暉)の悔しさなど、人それぞれの思いが描かれた。また、ラストシーンでは頼朝(大泉洋)の弟・義円(成河)が登場。頼朝にあいさつしている姿を義経が陰で見つめていた。今後の動きが気になる描き方。第11回(3月20日放送)の見どころを探った。

あることで梶原景時(中村獅童)らを問い詰める義時(小栗旬)【写真:(C)NHK】
あることで梶原景時(中村獅童)らを問い詰める義時(小栗旬)【写真:(C)NHK】

小栗旬が主人公・北条義時を演じる大河ドラマの第11回の見どころを探る

 俳優・小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)の第10回では、義時の八重(新垣結衣)への思いや佐竹軍との戦いで周囲から絶賛される作戦を考えながらも、結果的に実行できないまま戦が終わった義経(菅田将暉)の悔しさなど、人それぞれの思いが描かれた。また、ラストシーンでは頼朝(大泉洋)の弟・義円(成河)が登場。頼朝にあいさつしている姿を義経が陰で見つめていた。今後の動きが気になる描き方。第11回(3月20日放送)の見どころを探った。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると、第11回では、鎌倉では源頼朝(大泉洋)の新たな御所が完成するという。坂東武者に平家の旧領を恩賞として与えるなど着々と体制が整えられ、北条義時(小栗旬)も慌ただしい日々を送っていた。だが、りく(宮沢りえ)は、頼朝のしゅうとである夫・時政(坂東彌十郎)の処遇の低さに不満を募らせる展開という。一方、都では平清盛(松平健)が敵対勢力の掃討に乗り出し、その苛烈さに人々が恐れおののく流れとされる。そんな中、平家討伐を焦る義経(菅田将暉)は集った兄たちの前で……、と意味深な紹介をした。

 また、第11回の予告編では、義時が「おかしい」と何かに納得のいかない様子を見せると、その後、頼朝が「口が過ぎるぞ」とたしなめるシーンが紹介された。また、公式サイトの予告編では、「渦巻く陰謀と災い」というナレーションとともに「兄弟の確執」という字幕が登場。頼朝が「義円は頼りになりそうだな」と言った後、義経の冷たい視線の映像が紹介された。さらに伊東祐親(浅野和之)の命の危機をにおわせる場面もあった。第11回のサブタイトルは「許されざる嘘」。三谷幸喜ワールドが展開するこの作品は、コメディータッチな部分と辛辣(しんらつ)な要素が巧みに織りなされている。第11回は、いつものように、くすっと笑える場面とともに確執と陰謀がどう描かれ、見る人の心の振れ幅をどれだけ大きくしてくれるか注目したい。

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