BiSH・チッチ、“解散後”を激白 カウントダウン続く中での心境とは

解散へのカウントダウンを語るセントチヒロ・チッチ【写真:荒川祐史】
解散へのカウントダウンを語るセントチヒロ・チッチ【写真:荒川祐史】

「2022年12ヶ月連続リリース」1月からシングルを月1で発表

 BiSHは「2022年12ヶ月連続リリース」と題して、1月からシングルを月1で発表。第3弾「愛してると言ってくれ」も好評発売中だ。

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「解散を発表してから、BiSHがどう進んでいくべきかをずっと考えています。(楽曲のレコーディングは)少し先を歩いている感じがあるのですが、その一歩一歩が大事。現在進行のライブがあるので、未来のためのエネルギーをためて、それを歌にしています。この先もいろんなものができているけども、清掃員の方々も、これからファンになってくださる方もワクワクするものができているなという自信になっています」

 その自信が曲のパワー、メンバーの活動につながっているのだろうと思いきや、チッチからは意外な言葉が返ってきた。

「私自身には自信はないんです。6人が固まって、BiSHになっているからこそ、自信という言葉は出てくるだけです。それに、『私たちは最強だぜ』と言い切っちゃったら、もったいない。まだまだやれることがあるからこそ、まだまだ自信が持てないところがあるからこそのBiSHだと思っています。前よりもちょっとずつ自信ができたのは、たくさんたくさんライブをやってきて、いろんな人と出会って、清掃員はもちろん、ライブハウスの人と出会って、応援してくれる方がいるからこそ。私では築けないBiSHがある。外からのBiSHらしさを教えてもらったことで、生まれたのかもしれない。比べるものがないからこそ、BiSHというジャンルで生きている覚悟が芽生えた。だから、自信を持って届けられるんだと思います」

 解散へのカウントダウンは続いているが、まだまだBiSHだけしか見せられない景色も待っているのだろう。グループを離れて、チッチ個人としてはどう思っているのか。

「これまでもBiSHのことをずっと考えてきたし、解散を発表してからは特に私は『BiSHが人生だな』と思っています。だから、BiSHのことはパパっと思いつくし、何を聞かれても答えられる。けれど、いざセントチヒロ・チッチとなると、これが一番難しいんです。もちろん、やりたいことはたくさんあるけども、一番、自分のことが分からない。でも、それでいい。私は1人で生きていこうとは思っていないんです。人が好きだし、言葉も好き。人間は1人だけど、1人じゃない人として生きていきたい。1人の時は寂しい時もあるし、考えることもあるけど、そういう時は大好きな人たちに相談することにしています。自分では気づけないこともあるし、選択肢をもらうことで、その中から選んでいます」

次のページへ (3/3) 大切にしている言葉は「愛している」「ありがとう」「ごめんね」
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