「第17回渡辺晋賞」株式会社刀CEO森岡毅氏が受賞 特別賞に作曲家・すぎやまこういち氏
一般財団法人渡辺音楽文化フォーラムが「第17回 渡辺晋賞 授賞式」を開催した。第17回となる今回は、渡辺晋賞に株式会社刀CEO森岡毅氏、特別賞に作曲家すぎやまこういち氏が選出された。
すぎやま氏の楽曲は東京2020オリンピック競技大会の選手入場曲としても使用
一般財団法人渡辺音楽文化フォーラムが「第17回 渡辺晋賞 授賞式」を開催した。第17回となる今回は、渡辺晋賞に株式会社刀CEO森岡毅氏、特別賞に作曲家すぎやまこういち氏が選出された。
森岡氏は、2021年“再生のプロデューサー”の象徴となる氏は、古いものの価値を再発見し、イノベートして活性化するなど、さまざまなコンテンツをV字回復に導いてきた。「人々を集める場所を作って楽しませる」というエンターテインメントの原点を実行し、消費者に刺さるものを見極め、クリエーターにディレクションしたうえでその類まれなる創造力を最大限発揮させた。
すぎやま氏は、長きにわたり日本の音楽界でトップランナーとして精力的に活躍、世代を超えた大衆に音楽を広めてきた功績が評価された。クラシック音楽に造詣が深いすぎやま氏の音楽は歌謡曲、アニメ、CMと多彩。そして、ゲーム音楽においては、「ドラクエ現象」と呼ばれたブームの一翼を担い「ゲーム音楽」をBGMから主役に変え、新たなジャンルを確立した。
東京2020オリンピック競技大会の選手入場曲として楽曲が使用され、反響も大きく、日本文化の象徴と位置付けられた。さらに、世界中で愛される音楽であることも証明。数々の偉大な功績から第17回渡辺晋賞特別賞が贈られた。
「渡辺晋賞」は、平成17年に渡辺プロダクション創業50周年にあたり、エンターテインメント業界における新しい感性のプロデューサーを顕彰し、大衆文化のさらなる発展向上を目的とするプロデューサー賞として創設。毎年3月2日の渡辺晋の誕生日に「渡辺晋賞授賞式」を執り行い、大衆性、将来性を兼ね備えた独創的なソフト(作品、アーチスト)を生み出し、才能ある人材を登用、組織し新しいビジネスモデルを構築し、大衆文化の発展に多大の貢献をしたエンターテイメント業界のプロデューサーを選考対象とし、年1回、顕彰している。