藍井エイル、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了 コロナ禍ならではの“音楽会”を形に
歌手の藍井エイルが18日、大阪ZEPP Namba Osakaで「藍井エイル LIVE HOUSE TOUR 2022~PHOENIX PRAYER~」大阪公演を開催した。同公演は、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底の上、着席で約1200人の観客を収容して行われた。
27日に東京・ZEPP Hanedaでツアーファイナル
歌手の藍井エイルが18日、大阪ZEPP Namba Osakaで「藍井エイル LIVE HOUSE TOUR 2022~PHOENIX PRAYER~」大阪公演を開催した。同公演は、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底の上、着席で約1200人の観客を収容して行われた。
アニメ「15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ」第2クールのオープニング曲でもある新曲「PHOENIX PRAYER」は藍井本人が大ファンを公言し、公私ともに親交のある、同アニメのエンディングテーマを担当するCo shu Nieが楽曲提供およびプロデュースを務めたことで、アニメ放送開始時より既に話題沸騰中。そんな、「PHOENIX PRAYER」を始め、シングル収録の新曲披露を待ち望むファンの熱気に包まれた中、ライブ公演はスタートした。
登場を待ちわびるファンのサイリウムが青一色に染まる中、エイルバンドを従えギターを抱えた藍井が登場。疾走感あふれるロックナンバー「流星」から本編がスタート。バンドメンバーとの一体感が、この日ならではの心地よいグループを生みだし「AURORA」「ヒトカケラの勇気」と畳みかえるように披露した。
「今回はデビュー10周年と『PHOENIX PRAYER』を掲げたツアー。声を出せない代わりに、拍手、タンバリン、心の声、拳などいろいろな音を聞かせてほしい。このツアーは、みんなで音楽を作るツアー『音楽会』です」とコロナ禍において、藍井自身が考える新しいライブスタイルを提案し、会場は大きな拍手に包まれた。
その後は、メジャーデビュー曲「MEMORIA」を、エモーショナルかつ気迫あふれるパフォーマンスで披露し、ライブ前半から、観客の心を見事にキャッチ。中盤には、「大好きな『Co shu Nie』さんに楽曲をプロデュースしてもらい、いつもと違う藍井エイルにチャレンジしました」と、待望の新曲「PHOENIX PRAYER」を披露。サビパートでは、来場者の拳やタンバリンの掛け合いが、新曲とは思えないほど調和し、会場が改めて一体となった。その後は雰囲気一転、「約束」をピアノアレンジで切なくも力強いメッセージと共にしっとりと歌い上げた。
さらに2020年8月に発売以来、ツアーでは初披露となる「アンリアル トリップ」、「インサイド・デジタリィ」「Daylight」と立て続けに披露し、ライブアーティストたるゆえんを示す圧巻のパフォーマンスで観客を魅了した。
また、「蝋燭メトロノーム」では、リズムに合わせて、拍手、タンバリンの音が会場を響かせ、藍井本人がイメージした、まさに“音楽会”を体現できた瞬間に。
「今日のようなすてきな景色が見れるのは、本当に皆さんのおかげです。今度は、大阪城ホールでライブがしたい。そしてみんなでもっといろいろな景色、未来を一緒に見たいです」とライブへと足を運んでくれたファンへの感謝と、この日を迎えられた喜びをかみ締め、代表曲「IGNITE」と「シンシアの光」で本編を締めくくった。
アンコール後には、自身の楽曲の中でも最高のキーの高さという新曲「Discord」も情熱的に歌唱。この日はアンコールも含め全18曲が披露され、掛け声や声援ではなく、音によるコールアンドレスポンスが印象的な大阪公演は終了した。
同ライブツアーは、27日に東京・ZEPP Hanedaでツアーファイナルを迎える。