26歳・杉枝真結が女優転身したワケ「表現することが好き。楽しくて仕方ないんです」

E-girls元メンバーの杉枝真結(26)が「コネクション」(2月25日公開、井川楊枝監督)で映画初主演を果たした。裏社会を取材する26歳のルポライターの物語。歌手、ダンサーを経て、モデル・タレントへと活躍の場を広げてきた杉枝。女優転身を図った理由とは?

インタビューに応じた杉枝真結【写真:山口比佐夫】
インタビューに応じた杉枝真結【写真:山口比佐夫】

杉枝真結インタビュー、「コネクション」で映画初主演

 E-girls元メンバーの杉枝真結(26)が「コネクション」(2月25日公開、井川楊枝監督)で映画初主演を果たした。裏社会を取材する26歳のルポライターの物語。歌手、ダンサーを経て、モデル・タレントへと活躍の場を広げてきた杉枝。女優転身を図った理由とは?(取材・文=平辻哲也)

 杉枝は2007年に「ナルミヤシンデレラオーディション」大阪大会でグランプリを受賞。09年には「Happinessボーカルオーディション」に合格し、「MAYU」名義で歌手・ダンサーとして活動。11年4月からは複数のグループから選抜された「E-girls」に入ったが、14年4月にグループを脱退し、モデル・タレント業をメインに活動してきた。

「中学3年生で大阪から上京して、普通の人が見られないような景色をたくさん見させていただきました。その中で敷かれたレールの上ではなく、この経験を糧にさらに自分自身の足で立っていきたいと思ったのが、卒業のきっかけでした。その後は国内、アジア圏でモデル、バラエティーのお仕事させていただいてきました」

 歌とダンスは今でも好き。「表現することが好きなんです。アーティスト時代は4分くらい曲を聴いて、人が泣いてくださったり、笑顔になったり。元々小説を読むのも好きで、文字の中から表現すること、想像することがすごく楽しくて仕方ないんです。そういったところは映画に通じるものがあるのかな。『お芝居をやってみたら』っていう声は頂いたんですけど、私自身、頑固といいますか、真面目といいますか、中途半端な気持ちではできないっていうのがあったんです。片足を突っ込むだけでは本気で女優業をされている方に失礼だなと思っていました」。

 いよいよ覚悟を決め、女優業にも挑戦。最近では、フジテレビ系バラエティー「スカッとジャパン」のミニドラマなどに出演してきた。「コネクション」での主役はオーディションで勝ち取った。裏社会を取材する26歳のルポライター、浅間綾乃役だ。

「自分がいる世界とはあまりにもかけ離れているので、わからないことだらけではあったんですけど、読めば読むほど、面白くて、ハラハラドキドキしましたね。綾乃はどんな相手にも果敢に食い下がっていくんですけども、どこか愛らしさがあって、すごく共感できました。どんどん挑戦していく綾乃の性格っていうのは私自身に近いんです。セリフ量もすごく多かったのですが、記憶力だけは母譲りで、1日に16ページぐらい覚えました」と振り返る。

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