ゴスペラーズ黒沢薫×竹中優介P、“激戦必至”「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」を展望

AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」。2018年から始動したAKB48グループ横断イベントは第4回を迎え、決勝大会が1月12日に開催される。「人気でも運でもない、完全実力勝負」の“ガチ歌バトル”は、これまで数々のドラマとヒロインを生んできたが、今年はどのようなエンディングとなるのか。第2回大会から審査員を務めるゴスペラーズの黒沢薫氏と、企画の仕掛け人であるTBSの竹中優介プロデューサーに展望を聞いた。

ゴスペラーズの黒沢薫氏(右)とTBSの竹中優介プロデューサー【写真:小田智史】
ゴスペラーズの黒沢薫氏(右)とTBSの竹中優介プロデューサー【写真:小田智史】

第4回大会を迎え、アイドルの枠を越えて“アーティストとしての戦い”へ

 AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」。2018年から始動したAKB48グループ横断イベントは第4回を迎え、決勝大会が1月12日に開催される。「人気でも運でもない、完全実力勝負」の“ガチ歌バトル”は、これまで数々のドラマとヒロインを生んできたが、今年はどのようなエンディングとなるのか。第2回大会から審査員を務めるゴスペラーズの黒沢薫氏と、企画の仕掛け人であるTBSの竹中優介プロデューサーに展望を聞いた。(取材・文=小田智史)

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――まず、第4回の決勝大会に出場する20人(予選上位15人、審査員推薦枠5人)全体の印象を教えてください。

黒沢薫(以下、黒沢)「第1回にも歌がうまい方はいたと思いますが、20人全員がそうだったかと言えば、少し違ったと思います。ただ、今回に関しては、上位10人はアイドルという枠を外して見ても普通に上手で、最近で言うところの『歌うま』レベル。第2回、第3回と見てきましたが、審査員として本当に困っています(苦笑)。選曲、あるいは歌唱のどこか1つを踏み外したら、明確な減点になってしまう。リアルなオーディションとして聞かないと失礼だし、厳しい勝負になると思います」

竹中優介(以下、竹中)「第1回のときは、歌のセンスや資質があるメンバーが活躍していました。ただ、今はそれだけではなくて、『1年間どう歌を磨いてきたか』、歌との向き合い方や努力の積み立ても反映される大会になっていると思います。第1回のファイナリストメンバーのレベルに(第4回の決勝大会に進出した)20人が入るくらい底上げがされていて、この企画をベースにAKB48グループの活動をしているメンバーも増えているので、制作側としてもありがたい限りです」

黒沢「歌唱力No.1決定戦が目標の1つになった、というのは本当にすごいことですね」

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