ゴスペラーズ黒沢薫×竹中優介P、“激戦必至”「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」を展望

AKB48 13期生の村山彩希は11年目を迎えるなかで歌唱力No.1決定戦に初出場
AKB48 13期生の村山彩希は11年目を迎えるなかで歌唱力No.1決定戦に初出場

「高音の圧が出る」第1組→「しなやかな歌唱」の第2組という流れに注目

――第1組は大竹ひとみさん(AKB48)、清水紗良さん(STU48)、村山彩希さん(AKB48)、李始燕さん(NMB48)、矢野帆夏さん(STU48)が入りました。

黒沢「名勝負の連続になる可能性があります。予選で丁寧な歌唱をしていた矢野さんは決勝大会常連ですが、決して油断はできない。正直なところ、李始燕さんが未知数です。音程とかはヘッドホン越しで聞いていますけど、目線を合わせるとか、ライブ演奏している全体を審査員は見ているので、雰囲気としてすごくいいと高得点になりやすい。そのあたりが勝負を分ける気がします。逆に言うと、そこがうまくハマれば、一気に突き抜けるかもしれません」

竹中「この企画は、若いメンバーのチャンスの場でもありますが、AKB48グループを長年支えてきたベテランでコツコツと努力して、今回初めて決勝大会に出るメンバーも多いので、そういう子たちにスポットライトが当たる場にもなってほしいです。第1組だったら村山さん、第2組の今村美月さん(STU48)、第3組の加藤夕夏(NMB48)さん、第4組の岩立沙穂さん(AKB48)など、初めて決勝大会を経験するメンバーもいて、AKB48グループの酸いも甘いも楽しめるイベントになると思います」

黒沢「改めて20人の顔ぶれを見ると、AKB48のメンバーが増えましたね」

竹中「それぞれのインタビューを聞いていても、思いが強いメンバーが多いんだなと感じます。村山さんには、1回目のときからずっと出てほしかった。でも、争いごとが嫌いで、劇場公演を大切にしてきた子。劇場で歌声を聞いて、めちゃくちゃ良かったので、今回立候補してくれてうれしいです」

黒沢「歌唱力No.1決定戦は、争いごとであって争いごとでない、すごく特殊な大会ですからね。ほかのイベントに比べれば、出やすい部分はあるのかもしれません」

竹中「点数がつく競い合いではありますが、吹奏楽ならコンクール、野球なら甲子園があるように、メンバーの努力がちゃんと形になる場として見てほしいなと思います」

――第2組は坂本愛玲菜さん(HKT48)、小島愛子さん(STU48)、浅井七海さん(AKB48)、今村美月さん(STU48)、山崎亜美瑠さん(NMB48)という顔ぶれです。

黒沢「すごくクリアな声が魅力のメンバーが揃った印象です。第1組が高音の圧がしっかり出るメンバーが多いのに対して、第2組はしなやかな歌唱になると思うので、(大会の)流れ的にすごくメリハリがつくのかなと。山崎さんは前回、完全に選曲ミスだった。優勝候補だとしても、ミスを犯せば落ちるというのがこの大会の厳しさです。選曲、そして音程などの繊細さが鍵を握るでしょうね」

竹中「第2組は音大に通っている浅井さんがサックス、今村さんと山崎さんがギターと楽器経験のあるメンバーがいて、音楽的にどうアプローチしてくるのか非常に興味深いです」

黒沢「(生バンドとの歌唱に対して)ミュージシャン的にアプローチしてくるかもしれませんね」

竹中「浅井さん、今村さん、山崎さんの流れ(歌唱順)は、どういう音楽をイメージしてくるかにも注目ですね」

黒沢「審査は難しくなりそうです(苦笑)」

次のページへ (3/5) 第3組は「カッコいい歌を歌える」5人に対し、第4組は個性派ぞろいで乱戦の様相も
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