岡田奈々が「奪い愛」で“禁断の愛”に挑戦 アイドルの自分は「1ミリも存在してない」

2022年でデビュー10周年を迎える【写真:山口比佐夫】
2022年でデビュー10周年を迎える【写真:山口比佐夫】

エンターテイナーとしての理想「どこに行っても表現できる人でありたい」

――ドラマ以外にも、来年2月に上演される「リーディングポップ『青い鳥』」で主人公・チルチルを演じることが決まりました。

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「AKB48以外の舞台に立つのも初めてなので、『奪い愛』に続き初めての挑戦となります。この舞台がうまく行けば、きっとAKB48という世界だけに留まらずに羽ばたいていけると思うので、その第1歩として成功させたいという思いです」

――21年は事務所を移籍して、STU48との兼任も解除となりました。今まで以上に個人での活動を行う時間が増えたと思います。

「これまではAKB48のために、48グループのためにと思って活動してきましたが、来年はグループのためにはもちろんのこと、自分自身のためにも成長できる1年にしたいと思っています。ずっと48グループに甘えていられない年齢になってきているので。グループ外の活動が、個人の成長につながり、グループの知名度にもつながればうれしいです」

――AKB48では、組閣が発表され、岡田さんはチームAのメンバーとして活動することになりました。

「研究生の頃から1番入ってみたかったのがチームAでした。研究生から昇格して、ずっとチーム4として活動してきたので、チーム4への愛情がありすぎて寂しい部分もありますが、新体制のチームAは、自分の理想とするカッコいいチームを作っていきたいです。『最強チームは向井地チームA!』と、胸を張って言えるくらい、一生懸命活動していきたいと思っています」

――AKB48の中では、どんな存在でありたいと思っていますか。

「私はAKB48の先輩に憧れてグループに加入したので、私も先輩たちのような存在に、私に憧れてAKB48になりたいと思ってくれる子がたくさん増えてほしいです。17期生オーディションの募集も始まったので、新しいメンバ-と活動できることも来年は楽しみです」

――来年で10周年を迎えますが、実現させたいことはありますか。

「同期の14期生は私以外卒業していますが、7月でデビュー10周年となります。その際に、卒業生を呼んで劇場で10周年ライブをするのが夢です。それから、ソロコンサートも18年に1度経験して、それっきりなので、もう1度実現したいと思っています」

――エンターテイナーとして覚醒されている岡田さんが考える、理想のエンターテイナー像とは。

「今の段階では、あまり見えていませんが、歌うことや表現することが大好きなので、ドラマなのか舞台なのか音楽なのか分かりませんが、どこに行っても表現できる人でありたいです」

――最後に、この記事を読んでいるみなさんへメッセージをお願いします。

「『奪い愛、高校教師』では、今までにない岡田奈々、こんな演技もできるという可能性を感じていただけると思うので、是非作品を楽しんでいただきたいです。朗読劇『青い鳥』への出演も決まって、振り幅の広さを強みにして頑張って行きますので、いろんな魅力を知っていただけたらうれしいです」

■岡田奈々(おかだ・なな)、1997年11月7日、神奈川県出身。2012年にAKB48第14期研究生オーディションで合格し、7月に劇場公演デビュー。18年にリリースされたシングル「ジャーバージャ」、最新シングル「根も葉もRumor」でセンターを務め、今年12月、組閣(チーム再編成)によって、チーム4から向井地チームAへの異動が発表された。また、エイベックス・アスナロ・カンパニー株式会社に移籍し、個人としての活動の幅も広げている。YouTube「ゆうなぁもぎおんチャンネル」では、村山彩希、向井地美音、茂木忍と、さまざまな動画を公開中。

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