岡田奈々が「奪い愛」で“禁断の愛”に挑戦 アイドルの自分は「1ミリも存在してない」

アイドルグループ「AKB48」の岡田奈々(24)が、豪華俳優陣の怪演でネット・SNSを中心に話題となったドラマ「奪い愛」シリーズで新境地を切り開く。シリーズ最新作「奪い愛、高校教師」では、観月ありさが主演を務め、岡田は観月演じる星野露子の娘・星野灯で出演。男性教師・冬野三太(大谷亮平)を巡り、婚約者、女子生徒、その母親が壮絶な奪い愛を繰り広げる本作。衝撃作に挑んだ岡田に“禁断の愛”の見所、AKB48内の奪い愛事情、来年迎えるデビュー10周年についてたっぷり語ってもらった。

話題のドラマ「奪い愛、高校教師」に出演のAKB48岡田奈々【写真:山口比佐夫】
話題のドラマ「奪い愛、高校教師」に出演のAKB48岡田奈々【写真:山口比佐夫】

AKB48外ドラマには初出演「1人でやれるかどうか緊張の日々」

 アイドルグループ「AKB48」の岡田奈々(24)が、豪華俳優陣の怪演でネット・SNSを中心に話題となったドラマ「奪い愛」シリーズで新境地を切り開く。シリーズ最新作「奪い愛、高校教師」では、観月ありさが主演を務め、岡田は観月演じる星野露子の娘・星野灯で出演。男性教師・冬野三太(大谷亮平)を巡り、婚約者、女子生徒、その母親が壮絶な奪い愛を繰り広げる本作。衝撃作に挑んだ岡田に“禁断の愛”の見所、AKB48内の奪い愛事情、来年迎えるデビュー10周年についてたっぷり語ってもらった。(取材・構成=イシイヒデキ)

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――「奪い愛」シリーズには、どんな印象を持っていましたか。

「『奪い愛、冬』で見た水野美紀さんの怪演が特に印象的でした。クローゼットから『ここにいるよー』と言って出てくるシーンが忘れられません。こんなに怖い恋愛ドラマがあるの! というくらい最強のドラマだと感じました」

――そんな「奪い愛」シリーズに出演することが決まった際の気持ちは。

「役柄的にまともな人がいないので、自分も怪演をする日が来たのか、と思いました。正直、それが自分にもできるのか……、と不安な気持ちがありました」

――AKB48グループ関連のドラマ以外は初めての出演となります。

「今まではメンバーが側にいてくれていたので、ドラマ撮影も不安は感じませんでした。ドラマに対して、むずかしい、怖いというイメージはなかったのですが、メンバーも顔なじみのスタッフさんもいない中、1人でやれるかどうか緊張の日々でした」

――主演を務める観月ありささんをはじめ、有名俳優と共演しました。

「観月ありささん演じる星野露子の娘を演じ、人生何が起こるか分からないなと驚きました。あんなにキレイなお母さんと好きな人を奪い合うなんて信じられませんよね」

――高校教師編ということで、教師と生徒の“禁断の愛”が描かれます。

「先生と恋に落ちるというのは、漫画のような話というイメージがありましたが、私もマンガやアニメが大好きなので、“禁断の愛”というのはドキドキするので、そこに自分が挑戦するのはうれしかったです」

――他人を信用できず、奥手な性格の持ち主である灯をどのように演じましたか。

「台本をいただいたら、私は怪演とは遠い役柄で最初から最後まで普通のいい子なんです。あまりむずかしく考えずに、純粋に恋する女子高校生を演じました。心を閉ざした1人の女子高校生が、恋がきっかけで心を開き素直な本当の自分が出てくる。恋をして人が変わる様子を表現するのが演じていて楽しかったです」

――これまで1人の人を奪い合った経験はありますか。

「お世話になった大先輩の峯岸みなみさんと同じ研究生として活動することになった際は、研究生全員がみいちゃん(峯岸のニックネーム)と仲良くしたくて奪い合いました。仲のいいメンバーでいうと村山彩希ちゃんも、いろんなメンバーから好かれるタイプなので、今も奪い合っています。AKB48の中では、奪い合いが日常茶飯事ですね(笑)」

――そんな中で意中の相手の気を引くテクニックは。

「少しだけ闇を見せるというか、元気がない人は気になってしまうので、自分の中の暗い部分、落ち込んでいる部分をさらけ出すと、意外と気にかけてもらって話してもらえるということはあるかもしれないです。そう考えると、今作で演じた灯ちゃんも、暗くて心配になるんです。大谷さん演じる先生も、この子を救ってあげたいと気にかけて、関係が発展していくので、人の闇というのは気になってしまいますよね」

――女優・岡田奈々として挑んだ作品だと思います。どんな所に注目してほしいですか。

「ドラマを見ていただいたら、アイドルの岡田奈々は1ミリも存在していないので、一瞬誰か分からないかもしれません。それくらい別人だったので、新しい世界に挑戦した岡田奈々を楽しんでいただきたいです。来年でデビュー10周年を迎えるのですが、振り幅を広げていき、『どんな岡田奈々もいいよ!』と言っていただけたらうれしいです」

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