【カムカムエヴリバディ】城田優、語りで全編登場に「これはもう第4のヒロイン」

俳優・城田優がこのほど、語りを務めるNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜、午前8時)について、出演が決まった際の感想やヒロインの印象などを語った。

「カムカムエヴリバディ」の語りを務める城田優【写真:(C)NHK】
「カムカムエヴリバディ」の語りを務める城田優【写真:(C)NHK】

ヒロイン3世代にわたる物語のNHK「カムカムエヴリバディ」

 俳優・城田優がこのほど、語りを務めるNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜、午前8時)について、出演が決まった際の感想やヒロインの印象などを語った。

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「シンプルに光栄の一言に尽きます。以前『純と愛』に出演させていただきましたが、役者として出演するのとはまた違いますね。正直に言えば、今回のオファーの方がうれしいかもしれません。というのもナレーションは、物語の世界観をつくるのに一番重要なパートで、その物語の核となる部分を僕に任せていただけるのが本当に光栄なことだからです。しかも物語の第1話から最終話まで全編を通して登場します。今回はヒロイン3世代にわたる物語なのでおそらく出番が一番多いのは僕です。これはもう第4のヒロインと言ってもいいのではないでしょうか(笑)」

 台本を読んだ際の感想も紹介。

「3世代の物語というのは珍しいですよね。物語も3分割されているぶん、その一人一人の人生が濃く、序盤から展開がとても早いです。まるで植物が太陽の光と雨でどんどん枝を広げ、花を咲かせ実が大きくなるように、人もどんどん成長し濃くなっていく。そして枯れていくものもあれば、より咲いていく花があり、そして次の世代に受け継がれていく。今回のタイトルにもなっているように英語がすごく意味を持っていて、かつそこでつながっていく。一見たいしたことないと思っていた人と人とのつながりが、のちに深いつながりになっていったり。偶然だったり奇跡的だったりする、ささいな出来事が自分の人生を変えてしまったり、そんなことがたくさん散りばめられていてドラマチックな物語です」

 ヒロインの印象もかなり良いようだ。

「上白石萌音ちゃんが演じる安子が本当にすばらしいんです。何度も泣かされましたね。彼女が笑っていると、こちらも幸せになるし、彼女が悔しそうにしていると『がんばれっ!』と応援したくなります。ドラマを見る人たちにとって何よりも必要なことは、共感することだと僕は思っていますが、安子という女の子は、視聴者の皆さんを置いて行かずに、みんなと同じラインに立っているような気がします。自分の愛する人が守りたかったものや自分の愛する人が好きだったものを心から大切にすることができる人で、自分の家族と好きな人の家族、そのどちらも平等に愛せる懐の深いヒロインです」

 最後は視聴者へのメッセージも。

「この物語の中には希望を持って未来を信じ、前に進んでいく人物たちがたくさん登場します。安子は英単語を毎日1つ覚えるごとに、戦地に行った稔に会える日が近づくと信じていました。残念なことにその希望はかなわなかったですが、信じるということが人生では何よりも大切です。いま薄暗い闇の中にいて前に進むエネルギーが必要な方々に、少しでも栄養となるようなものを毎日15分間見ていただくことで蓄えてもらえればと願っています」

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