【週末は女子プロレス♯18】夢はAKB48から一転プロレス入り 20歳の梅咲遥が挑むディアナ10周年の大一番

井上京子らの壁は厚いが…【写真:新井宏】
井上京子らの壁は厚いが…【写真:新井宏】

今もっとも負けたくないライバルとは?

 このなかで唯一ディアナ所属の梅咲がリーダー格。タッグ王座をめぐり闘ってきた笹村&進垣と共闘し、恵まれた体格で期待の高い三浦(アクトレスガールズ)をどう引っ張るのか。3本勝負だからこそ、1本でも取って爪痕を残したい。1本先取することにでもなれば、レジェンド軍を慌てさせることも可能だろう。カギを握るのは体力とスピード。これでレジェンド軍をかき回していきたいと梅咲は言う。そこからディアナ11年目の光が見えてくるはずだ。それは同時に、女子プロ界の未来への光でもある。

 Sareeeの後継者としても、梅咲には大きな期待がかかる。が、彼女自身は個人として記憶されるレスラーになりたいと考えている。いまもっとも負けたくないライバルは誰かと聞いてみると、プロレス教室時代から練習をともにしてきた我闘雲舞(がとうむーぶ)の駿河メイだとの答えが返ってきた。「こないだシングルマッチで闘ったばかりなんですけど(9・20横浜で対戦し梅咲の勝利)、普段は一緒にいないじゃないですか。今度闘う機会があれば、お互いに成長し合った姿をぶつけ合いたいと思いますね」

 ベルトに関してはタッグに集中したいというものの、いずれはWWWD世界シングル王座戦線にも絡んでいかなければならないだろう。過去には他団体でシングル王座に2度挑戦、いずれも戴冠には至っていない。ディアナの頂点に立つには、あのSareeeでさえ時間がかかった。20歳の梅咲には、成長できる時間がまだまだたっぷりあるはずだ。

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