天海祐希、老後について語る「今が老後って決めるまで走り続けたい」
女優の天海祐希が28日、東京・浅草の今戸神社で行われた、主演映画「老後の資金がありません!」(10月30日全国公開、前田哲監督)の大ヒット祈願イベントに登場。草笛光子、新川優愛、毒蝮三太夫も駆け付けた。
浅草・今戸神社で「老後の資金がありません!」イベントを開催
女優の天海祐希が28日、東京・浅草の今戸神社で行われた、主演映画「老後の資金がありません!」(10月30日全国公開、前田哲監督)の大ヒット祈願イベントに登場。草笛光子、新川優愛、毒蝮三太夫も駆け付けた。
同作は、垣谷美雨の34万部を突破したベストセラー小説「老後の資金がありません」が原作。物語は子育ても落ち着き、老後は安泰のはずだった主婦が、あらゆるお金の災難が立て続けに襲ってくる中、悩みもがき奮闘しながらも逆境に立ち向かう姿を描く。
イベントは、草笛演じる浪費家の姑・後藤芳乃が夫婦で経営していた和菓子屋・和栗堂の守り神であった大きな招き猫にちなみ、招き猫ゆかりの地である今戸神社でヒット祈願が実施された。祈願を終え、天海は「この映画を見てハッピーな気持ちになってくれたらいいなと思います」とあいさつし、「心の底からたくさんの方に見ていただけるようにと祈願しました」と報告した。
撮影中に歯が抜け、そのまま撮影に挑んだという草笛について、天海は「『もういいや』ってとおっしゃっていて、カッコ良かったです。草笛さんのことを“中世ヨーロッパの貴婦人”って呼んでいます。品がある」と褒めると、草笛は「うそばっかり」とポツリ。毒蝮からは「元SKDと元宝塚でバチバチなところあるの?」と聞かれ、天海は「バチバチです。でも、楽しく歌わせていただきました」と2人で歌うシーンについて振り返った。
司会のTBSの外山恵理アナウンサーからは「天海さんと草笛さんは初共演ですか?」と尋ねられ、天海が「3回目の共演です」と発言すると、草笛は天海の方を向いて「何をやった?」と聞いている場面もあり、和やかな様子だった。
そんな天海や草笛と共演した新川は「今も緊張しているんですけど、撮影現場でもガチガチでした。先輩方、皆さん優しく話し掛けてくださったので、楽しく撮影できました」と伝えた。
また、老後について、54歳の天海は「いつから老後なのか分からない。今が老後って決めるまで走り続けたい。何かあったときのために準備することは大事ですけど。すてきな先輩方がいるので、お手本にしたい」と語った。
最後に、「今、日々大変な方、大変な思いをされていた方、お一人一人にお声を掛けることはできませんが、私たちの思いが詰まった映画が完成しました。1年の公開延期を経て、やっと皆さんにお届けすることができます。映画を見てちょっぴり泣いて笑ってハッピーになっていただきたいと思っております。ぜひ、劇場に足をお運びください」と呼び掛けた。