ディズニーの名作“犬と猫”テーマの展覧会が開催 貴重なアート作品を300点以上展示

「101匹わんちゃん」ほか各作品の見どころ

 ミッキーの相棒「プルート」ではディズニー初期のギャグ・アニメーションの楽しさを、「わんわん物語」ではレディとトランプのロマンスを、「101匹わんちゃん」ではクルエラの魔の手が迫るスリリングな脱出劇を、そして「おしゃれキャット」ではパリの街並みの美しさと子猫マリーのかわいさに注目。さらに、ディズニー作品の中でも印象深い犬猫キャラクターを紹介する展示もある。

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「プルート」
プルートはミッキーの仲間たちの中では、唯一言葉を話さないキャラクター。だからこそ表情の豊かさと体全体を使った大きなアクションで、楽しませてくれる。とても無邪気で人懐っこい性格のプルートは、ウォルトが幼少期から一緒に過ごした犬たちへの愛情が込められているキャラクターといえる。

「わんわん物語」
レディとトランプが恋に落ちる重要なシーンは、当初上手くいくかどうか誰も自信を持てなかった。トニーの店の裏口で2匹の犬がスパゲティーをフォークも使わず直接頬張るシーンが果たしてロマンティックになるのか?2匹にとって大切な夜であり、決して茶番劇やギャグになってはいけない。ディズニーのアニメーターはその難題に挑み、誠実で繊細な描写によって名曲「ベラノッテ」とともにアニメーションの歴史に残る名シーンを作り上げた。

「101匹わんちゃん」
ロンドンを舞台にテレビやクルマが登場する現代劇に加え、なんと101匹のダルメシアンがスクリーンを走り回るディズニーの意欲作。101匹の白と黒のまだらがあるダルメシアンをアニメーションさせるために採用したのが、ゼロックス・プロセス。アニメーターの手描きの原画を手作業で手間をかけてトレースすることなく直接セルに転写することで、生き生きとした原画をそのままに、セルを量産化することに成功した。

「おしゃれキャット」
長男のトゥールーズは画家志望、名前は画家トゥールーズ・ロートレックから、次男のベルリオーズは音楽家志望、名前は作曲家ルイ・エクトル・ベルリオーズから、そして末の妹のマリーは歌手志望、あのマリー・アントワネットに由来している。

次のページへ (3/3) 【写真】デジタル化された貴重なアート作品を300点以上展示する
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