【ズバリ!近況】音楽活動を本格再開させたASKAが語る今「音楽が空から降りてきた経験なんてない」

某大学の剣道部で大学生と竹刀を振っている【写真:山口比佐夫】
某大学の剣道部で大学生と竹刀を振っている【写真:山口比佐夫】

10月に東京都のシニアの剣道大会に出場予定

 運動ですか? 学生時代にやっていた剣道を再開しました。ある大学の剣道部で、大学生相手にやっています。ただ、去年3月から今日まで、新型コロナの影響でほぼできていません。以前は1週間に4回、稽古していたときもあったんですけど、もう約1年間、彼らと稽古できていません。でも、この10月には東京都のシニアの大会に出場予定です。

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 剣道再開のきっかけは、4年前、ある番組でボクサーの亀田興毅(34)と知り合って仲良くなり、彼がかたくなに拒んでいた引退試合をする代わりに、僕は剣道で4段を取る、と男の約束をしたこと。彼は僕との約束を守り、因縁の相手で元世界チャンピオンのポンサクレック・ウォンジョンカム(43)相手に2ラウンドでTKO勝ちしました。だから、僕はそれから4段昇進試験までの3か月間、すごいプレッシャーでした。4段は指導者としての剣道を身につけているかが審査の基準です。40年前までにやっていた剣道とは違いましたからね。

 剣道は小学校2年のとき、自衛官だった父親から教わりました。父は11月で92歳になります。今も現役です。7段で、日本一に7回なった人。剣道だけではなく時間や片付け、全てに厳しい人でね。僕はそんな父を師匠とし、高校2年のとき、北海道代表としてインターハイに出場しました。残念ながら2回戦で敗退し、その翌年にやめて音楽の道へ進みましたが。

 それまでは、一度は日本一になることを目標にしていたので、もし音楽の道へ進んでいなかったら、それが可能な職業を選んでいたでしょうね。やめた後も、剣道には未練がどこかにあって、イメージトレーニングはしていたようです。約40年ぶりの剣道再開でしたが、それほど剣道から離れていた感覚はしませんでした。

 この10月からはコンサートツアーで全国を回って15公演行いますが、発表になっていないところもあるので、20本以上のツアーになるでしょうね。このツアータイトルは、ざっくり伝えると「ASKA アンコール公演」となります。19年12月から20年2月に実施したツアーのアンコール公演と思われるでしょうが、僕、バンド、15人のストリングスチームが“三位一体”となる、という意味での「アンコール公演」です。同じ形態の別物になります。今から楽しみです。もうどのようなものにするかは、描いています。

□ASKA(あすか)1958年2月24日、福岡県・大野町(現・福岡県大野城市)生まれ。高校の同級生のチャゲとデュオ「チャゲ&飛鳥(後にCHAGE and ASKAに変更)」を結成しシングル「ひとり咲き」(ワーナー・パイオニア)でデビュー。「万里の河」、「恋人はワイン色」「PRIDE」「SAY YES」「YAH YAH YAH」(ポニーキャニオン)などヒットを連発し、ソロでも「はじまりはいつも雨」(ポニーキャニオン)をヒットさせた。2021年7月14日、シングル「笑って歩こうよ」(DADA label)をリリースし、同年10月から東京、大阪、名古屋などで「ASKA premium concert tour-higher ground-アンコール公演」を行う。

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