大河「青天を衝け」4週間ぶり再開 渋沢栄一が“本領発揮”の経済大戦争時代へ

東京五輪の影響で放送が中断していたNHKの大河ドラマ「青天を衝け」が、4週間ぶりに放送となる。主人公の渋沢篤太夫(吉沢亮)はパリにいる設定。15日放送の第24回の見どころを探った。

渋沢栄一(篤太夫)を演じる吉沢亮【写真:(C)NHK】
渋沢栄一(篤太夫)を演じる吉沢亮【写真:(C)NHK】

8月15日放送の大河ドラマ「青天を衝け」第24回の見どころを探る

 東京五輪の影響で放送が中断していたNHKの大河ドラマ「青天を衝け」が、4週間ぶりに放送となる。主人公の渋沢篤太夫(吉沢亮)はパリにいる設定。15日放送の第24回の見どころを探った。

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 NHKによると、篤太夫や徳川昭武(板垣李光人)らがパリで新年を祝う中、幕府から書状が届く。“慶喜(草なぎ剛)が政を朝廷に返上した”との文面に一同大混乱をするが、篤太夫は昭武の留学費用を捻出すべくさらなる節約策を講じるという。

 そんな中、篤太夫はエラールに連れられ、証券取引所を案内される。債券の仕組みを教わり、一人一人の小さな力が合わさり、この世を変えられることを知り、新たな決意を抱く。そのとき、日本では、渋沢成一郎(高良健吾)、尾高惇忠(田辺誠一)、渋沢平九郎(岡田健史)が、新政府軍と戦っていたという内容。

 4週間ぶりの放送となることから、視聴者にとっては物語の流れをつかみにくい心配もある。視聴率も中断前を下回ることが懸念される。

 そうしたタイミングでNHKは11日に新たな出演者を発表した。NHKによると、財界人では、三野村利左衛門役でイッセー尾形が出演。渋沢栄一(篤太夫)とともに東京風帆船会社を立ち上げる益田孝を安井順平、栄一が設立した第一国立銀行の株主・小野善右衛門を小倉久寛、三菱商会の創立者・岩崎弥太郎を中村芝翫が演じるという。

 放送再開から新たなキャストを迎え、時代は江戸から明治に移る。NHKの制作統括・菓子浩氏は「武力での戦が終わった後に始まる経済大戦争。栄一はそろばんを武器にして戦います。政界、財界を巻き込んだ激動のドラマを、個性豊かな皆さんとお届けできることを楽しみにしております。通貨、税制、鉄道、郵便、銀行……。今につながる日本を創っていく。ここからが、渋沢栄一の本領発揮です」とコメントした。「本領発揮」という言葉に自信を感じる。新キャストも迎えて新しい時代を描くのだから、パワーアップした新しい「青天を衝け」を期待したい。

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