平成「120点」のレスラー人生 令和を迎えた棚橋が語る未来像
「日本でもできることはいっぱいある」 新時代のプロレスへの提言
――元号が「令和」に代わりました。新時代のプロレスの展開はどうあるべきでしょうか。
芸能界屈指の肉体派が絶賛する驚きのトレーニングアイテムとは?
「新日本プロレスは、公式動画配信サービスも始まって、海外進出にも力を入れています。日本でもまだできることはいっぱいあると思います。今がいいからと言って未来は保証されていません。ずっと積み上げてきたものが何年か後に花開くものです。プロモーションの部分では、選手たちは積極的にSNSを活用して大会告知に取り組んでいます。プロレスを知ってもらう努力を続けながら、選手たちはしっかり練習して、いい試合を見てもらって、多くの人にプロレスを楽しんでもらう。しっかりと活動を続けていこうと考えています」
――個人としての目標はどうですか。
「僕個人としては、平成は本当に自己採点をすると120点のレスラー人生を送ることができました。令和は、またIWGPチャンピオンに戻ります」
新キャッチコピーを構想へ
――力強いですね。キャッチコピーや勝利後のパフォーマンスについてアイデアはありますか。
「令和を絡めた新しいキャッチコピーをね」
――ちょっとだけヒントを教えてください。
「まだ何も思い付いていないです。いい言葉を見つけていきます」
(おわり)
□棚橋 弘至(たなはし・ひろし) 1976年11月13日、岐阜県大垣市生まれ。42歳。立命館大卒業後の1999年に新日本プロレスに入門し、同年デビュー。IWGPヘビー級王座に何度も輝き、第56代IWGPヘビー級王者時代には、当時の歴代最多防衛記録である「V11」を達成。キャッチコピーは「100年に一人の逸材」「エース」。特技はエアギター。2019年6月、「カウント2.9から立ち上がれ 逆境からの「復活力」」(マガジンハウス)を刊行。
https://magazineworld.jp/books/paper/3055/
(ENCOUNT編集部・吉原知也/Tomoya Yoshihara)