覆面プロレスラー・菊タローが「命の危機」と猛抗議 「対戦相手をちゃんと聞かされていなかった」

キャリア27年の覆面プロレスラー・菊タローが悲痛な声を上げた。

菊タロー【写真:ENCOUNT編集部】
菊タロー【写真:ENCOUNT編集部】

「冗談が通じないときが一番命の危機を感じます」

 キャリア27年の覆面プロレスラー・菊タローが悲痛な声を上げた。

 22日、都内で「チャクリキ13 大和ヒロシの逆襲」(9月23日、東京・新宿フェイス)の会見に登場したが、浮かない表情だ。

 それもそのはず。発表されたカードは、菊タローVSノブ・ハヤシVS鈴木悟という3WAY戦。チャクリキのレジェンドとエースの2人と対峙する、ハードな1戦が組まれてしまった。

 菊タローは、「ご縁もありまして、今回このような形で参戦させていただくことになりました。『菊ちゃん、よかったらウチ出てよ』『あ、ありがとうございます』『3WAYでさ、にぎわしてよ!』と言われたんですけど、対戦相手をちゃんと聞かされていなかった。これは、にぎやかしにならない。私の命の危機であると強く抗議していきたいと思います」と消沈しつつ、語気を強めた。

「ノブ・ハヤシ、鈴木悟も日本チャンピオン…、ボク、“短足世界一になりそこねている男”ですからね」と続け、「でも、今回唯一、不幸中の幸いなのは、プロレスルールであるということ。プロレスルールに関しては27年のキャリアを持つ私ですから。そして、3WAY、実はこれ私の得意分野。いかに頭を使ってどちらかを引き込むか。大きいノブ・ハヤシ選手なのか、スピーディーに動ける鈴木悟選手なのか、それとも2人にボクがボコボコにされるのか…。それは始まってみないと分からないですが、大会に華を添えられるような楽しい試合になってほしいなと思ってます。ボクとしてはそっちのほうに持っていきたいけれども、格闘技畑の方々なので、冗談が通じないときが一番命の危機を感じますが…、精一杯頑張りたいと思います」と、声を振り絞った。

 同大会では、チャクリキ軍VSプロレス軍の4VS4全面対抗戦も行われる。

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