映画「ソウ」の“完全なる新章”公開へ 過去シリーズを完全に刷新、新たな猟奇犯も

スリラー映画「ソウ」シリーズの過去作をアップデート&リセットして新章として描く「スパイラル:ソウ オールリセット」が、9月10日から全国公開することが決まった。

「スパイラル:ソウ オールリセット」が日本公開となる【写真:(C)2020 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.】
「スパイラル:ソウ オールリセット」が日本公開となる【写真:(C)2020 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.】

9月10日全国公開「スパイラル:ソウ オールリセット」

 スリラー映画「ソウ」シリーズの過去作をアップデート&リセットして新章として描く「スパイラル:ソウ オールリセット」が、9月10日から全国公開することが決まった。

 2004年の誕生から17年。映画「ソウ」シリーズの累計の世界興収は10億ドルを突破。究極の選択を迫る極限設定、被害者に仕掛けられる戦慄(せんりつ)のゲーム、そして緻密に計算された驚がくのクライマックスで観客を恐怖と興奮の境地へと連れて行く本作シリーズ。その精神を受け継ぎつつ、過去シリーズを完全に刷新し、新たな進化を遂げた“完全なる新章”として制作された。

 アスミック・エース配給(提供:アスミック・エース/ポニーキャニオン)で、原題は「Spiral: From The Book of Saw」。タイトルから「ソウ」を外し、新たに「スパイラル」と銘打った。過去シリーズと関係する登場人物は一新され、ジグソウの後継者を巡る物語をリセット。全く新しい“ジグソウを凌駕(りょうが)する猟奇犯”が現れる。彼が仕掛けるトラップの数々とは一体、そしてゲームの目的と、その行方は?

 完全なる新章である本作は、「ソウ」を知り尽くし、愛し続けた者たちによって生み出された。監督を務めるのはダーレン・リン・バウズマン。「ソウ2」「ソウ3」「ソウ4」の監督を務め、ジェームズ・ワン&リー・ワネルが創造した「ソウ」の世界観を拡張した“シリーズ育ての親”が、再びシリーズの再構築を成し遂げた。主演と製作総指揮を務めるのはクリス・ロック。アカデミー賞授賞式の司会を2度務め、コメディアン・俳優・プロデューサーなどマルチに活躍を続けるクリスはかねてより“ソウフリーク”として知られている。そんな彼のもとにマックス・ミンゲラ、マリソル・ニコルズ、そしてハリウッドの怪優サミュエル・L・ジャクソンがつどい、演技面でも新たな魅力を放つ。

 さらには前作「ジグソウ:ソウ・レガシー」のジョシュ・ストールバーグ&ピーター・ゴールドフィンガーが脚本を、シリーズ全作を手掛けるチャーリー・クロウザーが音楽を続投する。

 およそ1年の公開延期を経て今年5月12日に公開された全米では新型コロナウイルス禍にも関わらず、映画館のみでの上映を決断。全米中のホラーファンがこぞって映画館に駆け付け、初登場2週連続No.1を獲得。全米映画興行復活を象徴する1作となった。

 また、前作「ジグソウ:ソウ・レガシー」の廉価版ブルーレイ、DVDが9月1日から発売となることも決定した。

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