磯村勇斗、初大河の徳川家茂の注目シーンは「ものすごく愛のあるせりふ」

俳優・磯村勇斗がこのほど、徳川家茂役で出演するNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の取材会に出席し、初めての大河ドラマへの思いや見どころを語った。

徳川家茂を演じる磯村勇斗【写真:(C)NHK】
徳川家茂を演じる磯村勇斗【写真:(C)NHK】

NHK「青天を衝け」 草なぎ剛(徳川慶喜)との共演には「心が通じ合えたと思いました」

 俳優・磯村勇斗がこのほど、徳川家茂役で出演するNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の取材会に出席し、初めての大河ドラマへの思いや見どころを語った。

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 磯村は「大河は初めてでしたので、お話を頂いた時は自分にできるのか、と不安もありましたが、朝ドラ(2017年『ひよっこ』)をやらせていただいて大河にも挑戦してみたいという気持ちがあったので、うれしかったです」と語った。

 演じる家茂は13歳の設定から登場。「子どもの状態から将軍になり21歳で亡くなってしまいますが、いろいろな意見に流されながらも、和宮様(深川麻衣)を一筋に愛し、心の豊かな人で、気遣いのできる将軍。どんな身分の人にも寄り添える将軍を演じることができたらいい」と抱負を語った。

 注目してほしいシーンは「家茂と和宮様のたわいない会話など2人のシーン」という。「一番、愛していた人なので。2人の関係性は楽しみにしていただけたらと思います」。さらに「すごく温かな時間が流れていた印象です。深川さんとの呼吸が一緒になっていたような時間を感じました。2人が幸せであってほしいと思ってもらえるシーンになったと思います」。また、自分は将軍だけど、それよりあなたのことを愛しているというような場面が印象的と話し、「ロマンチックだと思いました。ものすごく愛のあるせりふ」と紹介した。

 また、家茂自体については「いろんな人の意見を取り入れないといけないし、ちぐはぐなことを言われたりする。苦しかっただろうなと演じていて思いました。だから甘党になっちゃったんじゃないかなと思う」と語った。最初の13歳の設定には「僕がやるんですかと衣装合わせの時に確認してしまったくらいです」と明かした。

 徳川慶喜を演じる草なぎ剛との共演シーンもある。「草なぎさんには現場での独特の緊張感がありました。あまりおしゃべりはしませんでしたが、慶喜として生きているのを感じました」と説明。続けて「苦しいところに慶喜が来てくれるシーンがあり、その時、やっと草なぎさんと心が通じ合えたと思いました。自然なんです。慶喜が現場にいる姿は、つくられたものじゃなく、そこに存在している空気感がある。それはすてきだなと、芝居も人柄も含めて見ていました」と紹介した。

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