「ゴゴスマ」石井亮次アナが語るMC術の極意 キーワードは「優しいではなく易しい」

TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(毎週月~金曜、午後1時55分)は15日から関西地区(MBS毎日放送)での放送をスタートさせる。東海ローカルでスタートし約8年の月日を経て、ついに5大都市圏をカバーすることとなった。また、同時間帯視聴率でも1位をたびたび獲得するなど、視聴率も上々だ。好調の要因はどこにあるのか。メインキャスターを務める石井亮次アナウンサーに直撃インタビューを行った。

インタビューに応じた石井亮次アナウンサー【写真:荒川祐史】
インタビューに応じた石井亮次アナウンサー【写真:荒川祐史】

フリー転向で「ゴゴスマ」へ還元「私利私欲のためじゃない」

 TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(毎週月~金曜、午後1時55分)は15日から関西地区(MBS毎日放送)での放送をスタートさせる。東海ローカルでスタートし約8年の月日を経て、ついに5大都市圏をカバーすることとなった。また、同時間帯視聴率でも1位をたびたび獲得するなど、視聴率も上々だ。好調の要因はどこにあるのか。メインキャスターを務める石井亮次アナウンサーに直撃インタビューを行った。(取材・文=中村彰洋)

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「生まれ育った関西・大阪で番組が流れるというのはとてもうれしいです。何も変えずに『ゴゴスマ』をやり続けるわけですが、やはり地元で映るというのは、それを夢としてやってきた部分もあるので、ただただうれしいです。母親も見てくれるのはもちろんですが、自分の“国”で映るぐらいの感覚ですね。関西はある種、特殊な“国”だと思うので……。大げさに言うと自分の“国”で映る感じです。関西の方に知っていただけるのはうれしいですね」

 大阪府出身の石井アナは念願の地元での放送を興奮気味に喜んだ。約21年半にわたり関西のお茶の間で親しまれてきた「ちちんぷいぷい」の後枠として放送されることとなるが、特別な意識はしないようにしているという。

「『プレッシャーでしょ?』と言っていただくのですが、『新番組はあなたです』となれば、それはもうプレッシャーです。でも、ずっとやっている番組なので、だからこそ気持ちを変えずに、変わらずにできればいいなと思っています」

「関西での放送が始まって、急に僕が番組内で『皆さん、おおきに。こんにちは』とか言い出したら恐ろしいでしょ。スタッフひっくり返りますよ(笑)。そこは今までと変わらずでいこうと思っています。東京でスタートした時も変えませんでした。変わらない“ゴゴスマテイスト”で。ただ、週に1回、2回はツッコミワードで関西弁は出させてもらいます。『なんや、自分関西なん?』『なんや、ゆうてや先に』となればいいかなと。“関西アピール”はちょこちょこ出していこうと思っています(笑)」

 視聴者に寄り添ったMCのスタイルで好感度を得ている石井アナだが、MC術の極意については「易しさ」をテーマにしていると明かした。

「よく令和は『優しさ』がテーマって言われるじゃないですか。僕も優しいコメントをしようとずっと思っていたんですよ。でもアナウンサーの『優しい』ってそういうことじゃないのではないかと思いました。『優しい』ではなく『易しい』。易しく話せばいいんじゃないかと。つまり、物ごとを分かりやすく、易しく話すとそれが視聴者の皆さまへの思いやりになって、結果的に優しい『優』になるんじゃないかと思っています。違っていたらすみません(笑)」

 また、午後1時55分から3時49分という時間帯での放送については、「ラジオ感覚」を意識しているという。「耳だけで聴いても分かるようなしゃべりを最近は特に意識していて、話が複雑になったらもう1度繰り返して話すとか、噛み砕いてやっている感じですね。(視聴者は)動きながらあるいはスマホを見ながらかもしれない。だから耳だけでも聴いてもらえるようにやっていますね。その辺りが他番組との差別化といえば差別化です」。

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