大河ドラマ「青天を衝け」好スタートの背景に40代以上の女性視聴者
NHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の関東地区の平均世帯視聴率が、ビデオリサーチによると、初回20.0%、第2回はやや下がったものの16.9%を記録し、好調な滑り出しといえる。前作「麒麟がくる」の最終回18.4%という高視聴率の流れを受け継いだとも思えるいい形だが、イケメンの出演者が多い影響か、関係者によると女性の支えが好スタートの要因のようだ。
「青天を衝け」関東地区の初回平均世帯視聴率20.0%、第2回は16.9%
NHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の関東地区の平均世帯視聴率が、ビデオリサーチによると、初回20.0%、第2回はやや下がったものの16.9%を記録し、好調な滑り出しといえる。前作「麒麟がくる」の最終回18.4%という高視聴率の流れを受け継いだとも思えるいい形だが、イケメンの出演者が多い影響か、関係者によると女性の支えが好スタートの要因のようだ。
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作品は日本資本主義の父と呼ばれ、福士や医療、教育にも力を注いだ渋沢栄一の生涯を描き、主演を吉沢亮が務める。従兄の渋沢喜作を高良健吾、従弟の尾高平九郎を岡田健史、徳川慶喜を草なぎ剛、慶喜の側近の平岡円四郎を堤真一、老中の阿部正弘を大谷亮平が演じる。他にも玉木宏、要潤、小池徹平と、女性の人気を集めそうな俳優陣が目立つ。
この影響か関係者によると、「青天を衝け」の初回は、近い数字を記録した前作「麒麟がくる」の初回(関東地区の平均世帯視聴率19.1%)や最終回(同18.4%)と比較すると、40代以上の女性視聴者が多いという。「青天を衝け」の初回、第2回ともに、日曜午後8時台の番組では民放の裏番組を抑えて、同時間帯ではトップの平均世帯視聴率を記録している。
また、関係者によると「青天を衝け」は、制作陣は登場人物の若々しさ、フレッシュさを感じさせる作りを意識しているとされ、序盤はその効果も数字に反映していると思えるほど作品全体からイケメンたちのさわやかさが伝わる。加えて、広々とした畑などロケのシーンがふんだんに登場し、視覚的にもスケールの大きさを感じる。関係者によると群馬県内にロケ用のセットを作って撮影しているとされるが、広さは東京ドーム5個分という。
一般的に、大河ドラマは、序盤はどんな作品だろうと見ていた人が次第に離れていき、視聴率が安定期に入るのは第4回、第5回ころから。「青天を衝け」の真価が分かるのはこれから。出演者の1人は、今後、登場する渋沢栄一夫婦のシーンには女性がキュンキュンする場面やせりふが多いと話していた。女性の関心を集める大河。今後も注目したい。
※視聴率はビデオリサーチ調べ