指原莉乃（28）や滝沢カレン（28）などバラエティーで活躍するアイドル＝バラドルの元祖といえば木ノ葉のこさん（65）だ。1970年代後半、高視聴率番組「金曜10時！うわさのチャンネル!!」（日本テレビ系）でデビューし、かわいらしい顔と天然ボケな発言で人気を博した。のこさんは今、どうしているのか。東京・渋谷のカフェで会ったのこさんに聞いた。（取材・構成＝中野裕子）

　数年前までひとり芝居を自分の主催で、東京や地方で公演していました。制作・宣伝スタッフも雇っていましたが、結局のこが前に出ないと、事が前に進まないことが多く、8万文字もある分厚い台本に集中する時間が全く足りず、体力の限界をはるかに超える中での公演になりました。だから、制作を安心して任せられるスタッフに出会えないと“自分主催のひとり芝居”は、もうなかなかできないですね。でも、もし任せられるスタッフに出会えたら、コント的なひとり芝居で、また皆さんをたくさん笑わせたいです。

　コロナ生活になってからは、通信で筋トレインストラクターの資格をとる勉強をしたりしています。のこはスポーツクラブに入会してから38年、今も週2～3回、エアロビクスやダンス、筋トレを、1回最低3時間、多い日は7時間、丁寧を心掛けてやっています。サルサダンスのレッスンも数年ぶりに再開しましたが、今はコロナでお休みしています。

　こんなふうに長年トレーニングしてきたので、今では、のこの身体は何の制限をしなくても、一切太らない身体になっています。身長152センチ、体重38キロ。体脂肪は以前は7.6～8%でしたが、意識的に増やし今は10％前後。筋肉量が体重から5キロ引いた数字と、とても多いせいか代謝が良く、食事するだけで身体が熱くなります。最近、「みんなで筋肉体操」（NHK）など自粛生活の運動不足を解消するための筋トレ番組がありますが、そういう筋肉系のお仕事をしたいです。自分の体力を使った番組に挑戦して、見ている方に元気になってもらえたらすごくうれしいです！