初代アカレンジャー誠直也“DNA継承”に感慨 後輩の熱量にしみじみ「みんな熱いね」

スーパー戦隊シリーズ3本立てで20日より公開となる「スーパー戦隊 MOVIE レンジャー2021」の完成報告イベントが9日、都内で行われ、スーパー戦隊1作目「秘密戦隊ゴレンジャー」(1975~77)で初代レッドの海城剛/アカレンジャーを演じた誠直也が登壇。45作目まで受け継がれた“DNA”について語った。

「スーパー戦隊 MOVIE レンジャー2021」の完成報告イベントが行われた【写真:ENCOUNT編集部】
「スーパー戦隊 MOVIE レンジャー2021」の完成報告イベントが行われた【写真:ENCOUNT編集部】

初代アカレンジャーの当時を振り返る「なんでもチャレンジ精神で『思い切りやろう』と」

 スーパー戦隊シリーズ3本立てで20日より公開となる「スーパー戦隊 MOVIE レンジャー2021」の完成報告イベントが9日、都内で行われ、スーパー戦隊1作目「秘密戦隊ゴレンジャー」(1975~77)で初代レッドの海城剛/アカレンジャーを演じた誠直也が登壇。45作目まで受け継がれた“DNA”について語った。

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 3本立ての内の1つである「機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!」内で機界戦隊ゼンカイジャー五色田介人/ゼンカイザー役の駒木根葵汰へ激励を送るために登場する誠だが「僕がこの番組をやったのはほぼ半世紀前。それを思うとなんとも言えない感無量な感じがあった」と話し、「スタジオでみなさんと一緒にはならなかったんですけど、すごい時間を感じましたね」と感慨深げに語った。

 45作目となるゼンカイジャーは1人の“人間”ヒーローと4人の“ロボ”ヒーローによるスーパー戦隊。誠は「今回(人間が)1人なんですよね。4人がロボットで、もう最高だよ」と絶賛。「台本もらうまで、後の4人がロボットだって知らなかった。『(台本を読んで)あぁそういうことか』ってね。制作者もいろいろ考えるなって。プロデューサーも大変だなと。よくぞこういう考えをするなと感心しましたよ」と驚きの様子だった。

 駒木根も誠からの言葉の数々に「言葉の重み」を感じた様子で、じっくりと聞き入っていた。

 さらに誠は「この調子でいけば50作目も軽くいくんじゃないかなと。その時は参加できたら面白いな」と来たるその時へ意気込んだ。

 また、魔進戦隊キラメイジャーの熱田充瑠/キラメイレッド役の小宮璃央、騎士竜戦隊リュウソウジャーのコウ/リュウソウレッド役の一ノ瀬楓、そして駒木根が戦隊主役のバトンを受け継ぐことの重みについて真剣な表情で語ると、誠は「いやー、みんな熱いね。(自分の時は)こんな真面目だったかな? 勢いや元気はあったんですけど、こんなふうに理路整然と話すなんて僕らの時代にはなかったんじゃないかなって思います」と感心しきりだった。

 続けて「僕らは受け継ぐものがなかったんだけど、新しいものだったんで、なんでもチャレンジ精神で『思い切りやろう』ということでやった結果が45回まで形を変えながらつながっているのは最初に携わって良かったなって実感していますよ」としみじみと語った。

 同映画は「魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム」「騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ」「機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!」の3本立て。

 イベントにはキラメイジャーで敵のミンジョ役で出演する壇蜜やリュウソウジャーのテレビシリーズで惜しまれながらも命を落としたナダ役の長田成哉、ゲスト出演の宮原華音も登壇した。

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