――それにしても、言うことがしっかりしてますね。

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「哲学が好きなんです。“哲学”で検索して出てきた文章を読んだりして、深いなーって思ったりします。ですから『ここは今から倫理です。』に出演できて本当にうれしかったです。数学だと1つの答えしか出ませんが、哲学は答えのない学問。人間も同じで考え方がそれぞれ違う。人を見た目で判断するのは間違ってるし、それぞれの個性をきちんと尊重すべきだと思います」

――「ここは今から倫理です。」に倫理教師役で主演の山田裕貴さんは所属事務所の先輩です。

「はい。後輩への接し方も優しくて、ぼくが台本を読んで悩んでいると肩をポンポンってたたいて『大丈夫だよ』って気にかけてくれました。ドラマ『SEDAI WARS（セダイウォーズ）』でも共演しましたが、仕事に対する姿勢もまねをしたいです」

――ところで最近、ハマっていることがあるとか。

「K-POPです。撮影の合間には出演者みんなでNiziUさんの『Make you happy』の“縄跳びダンス”を踊ったり（笑）。ほかにTWICEさんやBTSさんも好きです。BTSさんの楽曲では『Stay Gold』や『Lights』が好き。『Dynamite』は歌も踊りも本当にカッコイイ」

――最後にお名前の由来を教えてください。

「“優”は優しい人になってほしい、“斗”は北斗七星のように輝いてほしい、という意味だそうです。いま、輝いているかどうかは分かりませんが、役者として、人間として輝けるよう頑張っていきたいです」

□略歴
池田優斗（いけだ・ゆうと）2005年6月25日、埼玉県生まれ。10年から子役として活動を開始。近年の主な出演作にはNHK大河ドラマ「西郷どん」有村俊斎（幼少期）（18）、フジテレビ「グッド・ドクター」（18）、NHK「デジタル・タトゥー」（19）、同大河ドラマ「麒麟がくる」松平元信（20）、MBS「SEDAI WARS」（20）、フジテレビ「監察医 朝顔」（20）など。映画では、「at Home」（15／蝶野博監督）、「リトルプリンス 星の王子さまと私」吹き替え星の王子役（15）、「美女と野獣」吹き替えチップ役（17）、「ビジランテ」（17／入江悠監督）、「まく子」（19／鶴岡慧子監督）、「ひとよ」（19／白石和彌監督）、「糸」（20／瀬々敬久監督）などに出演。「滑走路」（20／大庭功睦監督）一部公開中。