東京五輪組織委、ボランティアにおわびメール送信「不適切な内容の発言」あった

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のTOKYO 2020 Field Cast運営事務局は6日、ボランティアに対し、謝罪メールを送った。

東京五輪組織委員会から送信されたおわびメール(画像はスクリーンショット)
東京五輪組織委員会から送信されたおわびメール(画像はスクリーンショット)

五輪精神に反する不適切な内容の発言

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のTOKYO 2020 Field Cast運営事務局は6日、ボランティアに対し、謝罪メールを送った。

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 森喜朗会長の女性蔑視と受け取られる発言で、一部のボランティアが活動を辞退する事態になっている。

 メールは「フィールドキャストの皆さんへ」のタイトルで、送信。

 冒頭で「先日、東京2020組織委員会の森会長からオリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な内容の発言がございました。森会長からは、発言を撤回しお詫びさせていただきましたが、不愉快な思いをされたフィールドキャストの皆様にも東京2020組織委員会としてあらためて深くお詫び申し上げます」とつづっている。

 そして、「私たちは、引き続き大会のビジョンである『多様性と調和』にもあるように人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受入れ、認められる社会を実現することを目指し大会を運営していきたいと考えております」と、五輪憲章に基づいた考えを表明。

「大会まであと5か月、現在大会に関わる全ての人たちがオリンピック・パラリンピックの開催に向けて、準備を進めています。東京2020組織委員会も、安全・安心な大会の実施に向け、またフィールドキャストの皆さまにも安心して参加いただけるようフィールドキャスト運営事務局が中心となって精一杯取り組んでいます」と強調した。

 最後に「4月からは役割別研修・リーダーシップ研修が始まります。また、5月からはユニフォーム等をお渡しさせていただきます。私たちは皆さんと一緒に大会を成功させたいと考えています。フィールドキャストジャーニーをこれからも皆さんと一緒に歩んでいけることを心から願っています」と、訴えた。

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