GHC王者・潮崎豪が激白 31分間ニラみ合った藤田和之戦の真実「視線をズラしたら負けだと思って」

藤田和之に豪腕がサク裂した【写真:(C)CyberFight/プロレスリング・ノア】
藤田和之に豪腕がサク裂した【写真:(C)CyberFight/プロレスリング・ノア】

G馬場、A猪木のイメージは?

――過去にIGFのリングで澤田敦士戦を闘ったじゃないですか。あの時のことは覚えていますか?

「覚えていますけど、ホントに上がらせてもらったっていうことしかないですね」

――あの試合、澤田選手は試合後、猪木さんに怒られたそうなんですけど、澤田選手の印象って覚えていますか?

「今、議員さんか何になっていますよね?」

――我孫子市の市議会議員ですね。

「イメージ的にガンガン来ると思っていたんですけど、割と慎重な攻めをされていましたけどね。だからそういう面で(A猪木は)歯がゆかったのかなーと思うんですけど」

――なるほど。

「もし猪木イズムというものがそういう(澤田の闘い方)ものだと思っていたら、藤田戦も全く違う結果になっていたかも分からないですね。確かに『猪木イズム最後の継承者』かもしれないけど、藤田和之個人の闘いと思っていたしね」

――昨年、馬場、猪木はデビュー60周年だったんですけど、まずA猪木にはどういう印象を持たれていますか?

「うーん……。そうですねえ。自分が見てきたプロレスとは全く違う試合をされた方、つくった方みたいな。ホントに攻め攻め攻めの闘い方っていう印象がありますね」

――逆に馬場さんのイメージは?

「馬場さんはもうどっしり相手を見て、受けるなら受ける。受けが攻撃の1つになるようなタイプの闘い方だったのかなーというイメージはありますね」

――受けが攻撃の1つになる?

「もちろん、攻めもしますけど、受けること。これを受けても立ち上がるんだっていう受けをされてきた方なので、受けに関してはすごいなと思いますし、受けるからこそ、そこから立ち上がる時のカンのすごさだったり、そういうものが出るんでしょうし。だから自分も立ち上がった時にみんなから『すごい』って言われて、感動を与えられるように、とは思っていましたね」

□潮崎豪(しおざき・ごう)1982年1月21日、熊本県熊本市出身。2004年7月24日、ディファ有明における秋山準、橋誠戦でデビュー。12年末にノアを退団。フリーとして活躍し、16年6月にノアに再入団する。18年、同じ04年デビューの中嶋勝彦とのコンビでGHCタッグを獲得。20年1・4後楽園ホールで清宮海斗を下し、4度目のGHCヘビー級王座戴冠を果たし、「俺がノアだ!!」と宣言。“I am NOAH”のフレーズが定着する。藤田和之、齋藤彰俊、丸藤正道、拳王を相手に防衛成功。チャンピオンとしてのN-1制覇はならなかったが、自身を裏切った中嶋とのベルトをかけた“横浜裁判”に続き、12・6代々木では大激闘の末、挑戦者・杉浦貴を制した。2・12日本武道館大会では武藤敬司との大一番を控える。183センチ、110キロ。

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