乃木坂46・堀未央奈「自分の力でやっていきたい」 卒業後のビジョンとは

ターニングポイントとなったパフォーマンスを語った【写真:荒川祐史】
ターニングポイントとなったパフォーマンスを語った【写真:荒川祐史】

女優業は「卵からやっていく気持ち」

――乃木坂46としての活動で、特に印象に残っている出来事を教えてください。

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「夏のツアー・神宮球場ライブで、『別れ際、もっと好きになる』という曲を披露したのですが、その時のパフォーマンス前からパフォーマンス後の感情まで、すべて憶えています。私は普段、あまり悔しさや怒りを表に出さず、自分の中で沈めるタイプなんですが、あの頃は自分に対してもどかしさがあった時期で、その悔しさをパフォーマンスにぶつけました。あのパフォーマンスがきっかけで、私のことを好きになってくださった方もたくさんいました」

――ターニングポイントと言える出来事ですね。

「自分で考えて、気持ちを込めて作ったものは、ちゃんと伝わるということが実感できました。自分の中で自分のものにしてからパフォーマンスする、とこだわるきっかけでした」

――卒業後は女優の道へ進み、ブログには「1からお芝居をしていきたい」とつづっていました。堀さんは「上海国際映画祭」でアジア新人部門・優秀女優賞を受賞していますが、「1から」というのは。

「乃木坂46に在籍した時とはちゃんと区切りをつけて、卵からやっていく気持ちで女優業に向き合いたいです。今までのことには甘えず、しっかり自分の力でやって行きたいと思っています」

――女優として、どんな未来を描いていますか。

「今までずっとメークにこだわり、髪型を変えることも多かったので、見るたびに顔も雰囲気も違って、『どれが堀ちゃんなのか分からない』という方がけっこういて、混乱させてきた7年間でした(笑)。安定させた方がいいのかな? と悩んだ時期もあったのですが、逆に楽しんでくださる方もいて、私自身も楽しいので、そういったことを演じる役に反映して、見るたびに違った雰囲気が出せる女優さんを目指しています」

――最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。

「11月27日の(午後)10時15分に卒業を発表して、みなさんからSNSで、たくさんのコメントをいただきました。朝までずっと見ていて、たくさんの方に知ってもらえている、見ていただけていることを感じて、本当にうれしく思っています。時々、すごく孤独を感じることもありましたが、ファンのみなさんがずっと応援してくださったから、ここまでやって来れました。みなさんが楽しんで応援してくださる姿が一番うれしいので、乃木坂46を卒業しても、楽しんで見てもらえるような女優さんになれるように頑張りたいと思います」

□堀未央奈(ほり・みおな)1996年10月15日生まれ、岐阜県出身。13年3月、乃木坂46の2期生オーディションに合格し、同年秋には7thシングル「バレッタ」のセンターに抜てきされ、シングル表題曲初参加。17年からファッション誌「ar」のレギュラーモデルを務める。19年には映画初出演・初主演作「ホットギミック ガールミーツボーイ」が公開され、「第22回 上海国際映画祭」でアジア新人部門・優秀女優賞を受賞した。乃木坂46は、1月27日に26thシングル「僕は僕を好きになる」をリリース。本作の初回仕様限定(CD+Blu-ray)盤 Type-Cにはカップリングとして、堀のソロ曲「冷たい水の中」が収録される。

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