【オヤジの仕事】タレント・福田彩乃さんのものまねの技は両親譲り 父は芸能界入りを後押ししてくれた

「理想の夫は父のように優しい男性がいい」【写真:山口比佐夫】
「理想の夫は父のように優しい男性がいい」【写真:山口比佐夫】

古畑任三郎のマネが得意な母と“音マネ”が得意だった父

 モノマネですか? 母がドラマ「古畑任三郎」(フジテレビ)の古畑任三郎のマネをしていましたけど(笑)。父はミニカーを手で走らせながら、「カチカチカチ……ブ~ン!」とかかな。必ず“音つき”でミニカーを操っていました。今、私がモノマネをしているのは、両親のそのあたりの影響を受けたのかもしれません。

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 父が車好きなので、休みの日は一緒に洗車したり、カー用品店に一緒に買い物に行ったりしていました。父は母と口ゲンカすると、「おい、行くぞ!」と私を誘って車でプチ家出(笑)。姉より私を連れて行ってくれたように思います。私はお転婆で男の子っぽかったから、父にとってはちょっと息子のような感覚だったのかも。息子と語り合うのって男のロマンですよね。車に乗ると、いろんな話をしてくれました。もともと話し好きなんです。

親元を離れ、夢を追おうとする背中を押してくれた

 私は思春期になると自分の部屋にこもるか外出しがちに。何もかもイヤになって、すべてにイラッとしていました。けど、そのときもとくに何も言わない。私が聞く耳をもたなかっただけかもしれませんが(笑)。きっと心配していたと思います。私が20歳のとき、オーディションに受かって愛知から単身上京すると告げると、母は「女の子が都会で1人暮らしするなんて」と心配していましたが、父は「やりたいことがあるなら、思い切ってやってみろ」と背中を押してくれました。

 東京に出てきて間もない頃は、よく長文でメールをやりとりしていました。私がテレビに出ると、あれは良かった、面白かった、といつも必ず感想を伝えてくれていました。何か相談ごとをしたときは、「オレだったら、こうするな」「お父さんがその人だったら、こうなんだと思う」というふうに、いつも自分以外の人の立場にたって考えてこたえてくれるんです。だから、私もいつも相手の立場にたって考えることが自然に身に付いたように思います。ときどき、考えすぎてネガティブ思考になることもありますが(笑)。

 最近、周りから「結婚は?」と聞かれることが増えました。でも、両親から「早くしろ」と言われたことはありません。姉が結婚して子どもがいるからかもしれませんが、私が芸能界の仕事を楽しんでやっていることを理解してくれているからだとも思います。理想の夫? まだあまり想像できませんが……昔は父とちがって男らしく、厳しく言ってくれるタイプの異性に惹かれることもありましたが、今はやっぱり父のように優しい男性がいいですね。

□福田彩乃(ふくだ・あやの)1988年9月18日、愛知県生まれ。2009年、「アミューズ全国オーディション2009『THE PUSH!マン ~あなたの周りのイケてる子募集?』」で選ばれデビュー。モノマネタレントとして人気を獲得し、近年は情報・トーク番組「BSコンシェルジュ」(NHK)MC、ディズニーアニメ「マレフィセント2」吹き替え、12月1日スタートの美容番組「BEAUTY THE BIBLE」(Amazon Prime Video)MCなど活動の幅を広げている。

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