「ゾッとします」 住宅街の道路が突然陥没、日中で人や車の往来が…近隣住民が見せた“思いやりの連鎖”
「家の前の道路が陥没!」――。神奈川県内の住宅街で異常事態が発生した。近隣住民によると、幅約1.2メートル、深さ1.5メートル弱の大穴が突然現れた。わずか約20分前に通った際には異変はなかったという。しかも、現場は通学路で、約10メートル先には学童もある。買い物を終えて車で帰宅する投稿者に危険を知らせたのは、携帯電話を手に戸惑っていた小学生だった。投稿者が110番通報する一方、近隣住民も自治体への連絡や安全確保に動き、警察や自治体職員が到着するまで協力して対応。幸い、けが人は出なかった。日常の生活道路に突如出現した大穴。投稿者に詳しい話を聞いた。

「正味20分のできごと」住宅街の道路に突然大穴が出現
「家の前の道路が陥没!」――。神奈川県内の住宅街で異常事態が発生した。近隣住民によると、幅約1.2メートル、深さ1.5メートル弱の大穴が突然現れた。わずか約20分前に通った際には異変はなかったという。しかも、現場は通学路で、約10メートル先には学童もある。買い物を終えて車で帰宅する投稿者に危険を知らせたのは、携帯電話を手に戸惑っていた小学生だった。投稿者が110番通報する一方、近隣住民も自治体への連絡や安全確保に動き、警察や自治体職員が到着するまで協力して対応。幸い、けが人は出なかった。日常の生活道路に突如出現した大穴。投稿者に詳しい話を聞いた。
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「家の前の道路が陥没! 110番して警察来るの待ってる」
SNSに投稿された1枚の写真には、住宅街の道路にぽっかりと開いた大きな穴が写っている。アスファルトが大きく崩れ落ち、その下には空洞が広がっている様子が確認できる。
陥没が見つかったのは今年8月下旬の昼過ぎ。投稿者が買い物を終え、車で帰宅する途中、小学生が道路の異変を知らせてくれたという。
「小学生が私の運転する車に手を振って、道路の陥没を知らせてくれました。小学生は炎天下の中、携帯電話を片手にどうしたらよいか戸惑っていたので、私は車を邪魔にならないところへ止めて、小学生を帰し、110番通報しました。穴は結構大きく、のぞくと深さもあり、空洞になっている箇所も見受けられたため、交通整理を始めました」
投稿者によると、穴は「1メートル20センチくらいの大きさで、深さは1メートル50センチ弱あったと思います」という。現場は生活道路だが、約10メートル先には学童があり、通学路にもなっている。子どもからお年寄りまで人が行き交い、自転車や車も頻繁に通る道路だ。
決して小さな陥没ではない。しかも、穴はごく短時間のうちにできたとみられている。
「近所のおじさんが買い物へ出かけたときは穴は開いておらず、帰ってきたら開いていたようです。正味20分のできごとだったようです」
投稿者が110番通報している間に、近所の住民2人が役所へ連絡。警察、自治体職員が順次現場に到着した。その後は自治体が対応し、工事が進められたという。投稿者は現場の工事関係者から、陥没の原因は下水管の破損のようだとの説明を受けたとのことだ。
「たかだか20~30分の中でヒューマンドラマ」近隣住民が見せた“思いやりの連鎖”
警察や自治体職員が到着するまでの間、近隣住民もそれぞれにできることを始めた。
「カラーコーンがなかったので、近所のおじさんが折れている支柱を持ってきて、穴に差して目印にしてくれました。知らないおばさんが『私、学童に連絡してくるね!』とすっ飛んで行ってくださったり、近所の知らないお姉さんが『暑い中ありがとう』と棒ドーナツを差し入れてくださったりしました」
投稿者はSNSで、こうした周囲の対応を目の当たりにし、「なんか日本人でよかったなーと思ったよ」とつづっていた。
「連携の素早さや思いやりの連鎖、『ご苦労さま』『ありがとう』という声かけがすてきだなと思いました。警察が来るまで、たかだか20~30分の中でヒューマンドラマがありました。みんなが連携して、それぞれが今できることを行ったため、今回誰もけがなく終えることができたと思います」
陥没が発生したのは日中で、人や車の往来もある時間帯だったが、幸い事故にはつながらなかった。ただ、現場は住宅街のため街灯が少なく、日が落ちると辺りは暗くなるという。投稿者は、もし発生した時間帯が違っていたらと考えると恐ろしいと振り返る。「もし陥没が日が沈んでから発生していたらと思うと、ゾッとします」。
約20分前までは普段と変わらない道路だった場所に、突如として現れた深さ約1.5メートルの大穴。危険を知らせた小学生をはじめ、役所へ連絡する人、学童へ知らせに走る人、即席の目印を用意する人など、その場に居合わせた人たちが次々と行動した。幸い、大きな事故やけが人が出ることなく、警察や行政へと対応が引き継がれた。
全国的に豪雨による土砂崩れ、水没被害が相次いでおり、災害の緊急時にどう対応するべきか。社会的な課題の一つに挙げられている。
今回の突然の道路陥没は、日常のすぐそばで起きた。投稿者が「ゾッとします」と振り返る一方、危険を前に地域住民がその場で助け合い、素早く行動した様子が印象的な出来事となった。
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