東京ゲームショウ、ビジネスデイ“混雑”が話題に 導線は改善傾向も…配布物の転売などが影響か

東京ゲームショウ(TGS)2026の1日目(ビジネスデイ)が17日に幕張メッセで開催され、5万3630人が来場した。大手ゲーム会社の新作やリメイク作品をはじめ、バラエティー豊かなブースが並び、過去最長5日間のイベントは華やかな幕開けを迎えている。

セガ/アトラス『STRANGER THAN HEAVEN』『ペルソナ4 リバイバル』のブース【写真:ENCOUNT編集部】
セガ/アトラス『STRANGER THAN HEAVEN』『ペルソナ4 リバイバル』のブース【写真:ENCOUNT編集部】

東京ゲームショウ2026が開幕

 東京ゲームショウ(TGS)2026の1日目(ビジネスデイ)が17日に幕張メッセで開催され、5万3630人が来場した。大手ゲーム会社の新作やリメイク作品をはじめ、バラエティー豊かなブースが並び、過去最長5日間のイベントは華やかな幕開けを迎えている。

 大型タイトルの中でも注目度が高いのは、セガ/アトラスの『STRANGER THAN HEAVEN』『ペルソナ4 リバイバル』、そしてスクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーVII リベレーション』『ファイナルファンタジー レゾナンス』『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』あたりだろう。いずれもブースはかなりの混雑。特にセガ/アトラスの周辺は、メインの入場口から近いという場所的な要因もあり、すさまじい熱気に包まれていた。

 ポケットペア『パルワールド』のブースもかなり豪華な作り。クレーンゲームとフォトスポットが設置されて人気を博していたほか、ステージイベントも演出に力が入っており、足を止めて見入る来場者も少なくない。タイミングがよければ愛らしいツッパニャンが大量発生し、首からは「強制労働中」などの札を上げているコミカルな姿を見ることもできる。ツッパニャンの周辺には撮影のために人が押し寄せることもあった。

 ネクソン『ファレイドリア』のブースでは、試遊が大人気となっていただけでなく、フォトスポットとしてゲーム内で拠点となる「黄昏館」を再現したコーナーを設置。レトロな雰囲気を演出する家具や、主人公が寝食を共にする“メイツ”に扮(ふん)したコスプレイヤーたちの生活感あふれる様子を楽しめる空間となっていた。

BenQブースでは高性能モニターの力を実感できる【写真:ENCOUNT編集部】
BenQブースでは高性能モニターの力を実感できる【写真:ENCOUNT編集部】

 また、ゲーミングデバイス(機器)の展示も、TGSの見どころの一つだ。最新のゲームを各社のデバイスがいかにサポートし、快適に楽しめるかをアピールするような場でもあり、GALLERIAやASUS(Republic of Gamers)、CORSAIR・Elgato・Fanatec、BenQなど、ゲーマーにとってはお馴染みのメーカーたちが、自慢のデバイスでの上質なゲーム体験を紹介している。

 シンプルに操作性を向上させる最新アイテムや、普段はなかなか試せないレーシングゲーム用のハンドルコントローラー&コックピットなど、タッチ&トライだからこそうれしいものが多く、最新ゲームほどの列は形成されなくとも、どのブースも賑わいを見せていた。BenQのブースでは高性能モニターが最新ゲームをどのように描画するのか、様々なモードを比較して見ることができるため、モニターのアップグレードを検討している方は立ち寄ってみることをおすすめしたい。

入場は長蛇の列となっていた【写真:ENCOUNT編集部】
入場は長蛇の列となっていた【写真:ENCOUNT編集部】

 一方で、1日目を終えてSNSでは会場の混雑が話題を呼ぶこととなっている。そこで見られるのが、“ゲーム関係者ではないと思われる来場者が多すぎる”という意見だ。ビジネスデイに入場できるビジネスデイパスは公式サイトから購入可能だが、そこには「ゲームビジネス関係者(ゲーム関連企業にお勤めの方、ゲーム関連のお仕事に従事されている方、流通関係者など)以外はご入場いただけません」と明記されている。ただ、実際には関係者からの招待などもあり、ビジネスデイにも一般的なゲームファンと思われる来場者は多い。

 これは今年に限った話ではなく、ここ数年は同様の状態が続いている。そうした話が今回、特に大きく広がっているのは、会場で配布されたノベルティの転売などが発見され、問題視されていることもあるのだろう。例年のTGSと比較すると、ブースの区切り方や屋外スペースの活用を含めて会場(入場後)の導線には改善が感じられ、全体的な快適度は向上している印象だが、来年以降の開催方式などに影響を与える可能性もありそうだ。

 一方で、散見される“一般公開日と変わらないほどの混雑”という声は、さすがに正確ではないと感じる。どれだけビジネスデイが混雑していても、コロナ禍以降の過去3年間を振り返ると、一般公開日ほどではなかった。一般公開日のほうがシンプルに来場者が多いのはもちろん、取材や商談などの目的を持って来場したビジネス関係者がある程度分散して行動するのに対して、一般来場者は人気のある大型タイトルや試遊ブースに固まる傾向が強く、会場内を移動するだけでもかなり難儀な印象だ。

 とはいえ、過去3年間のデータではビジネスデイの来場者数が増加し続けているのに対して、一般公開日の来場者数は減少傾向にある。数字だけで何かを断定することはできないものの、ビジネスデイに人が流れてきていることは事実だろう。前述のように会場の導線などは年々、改善されている部分も感じるだけに、19日以降の3日間の一般公開日を含め、今後も来場者の快適性を可能な限り担保できるような運営を期待したい。

次のページへ (2/2) 【写真】TGS2026を彩ったコスプレイヤー&コンパニオンたち
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