清宮海斗、もがく現状に明かした本音「意味がわからない」 シビアな分析と進化への自信「新しい段階に入ってきている」
プロレスリング・ノアの“狂乱のプリンス”清宮海斗は、多くの実績を残しながらもここ最近はなかなか結果が出ていない。それは自分自身が、一番わかっている。その清宮に刺激を与えたのは、新日本プロレスの大岩陵平が成し遂げたG1 CLIMAX制覇。かつてのパートナーの活躍を見て、清宮も思うところあったようだ。その清宮へのインタビュー後編は、その大岩、そしてフィニッシャーの秘密について聞いた。

名前は後からついてくるから、日々の試合をやっていくしかない
プロレスリング・ノアの“狂乱のプリンス”清宮海斗は、多くの実績を残しながらもここ最近はなかなか結果が出ていない。それは自分自身が、一番わかっている。その清宮に刺激を与えたのは、新日本プロレスの大岩陵平が成し遂げたG1 CLIMAX制覇。かつてのパートナーの活躍を見て、清宮も思うところあったようだ。その清宮へのインタビュー後編は、その大岩、そしてフィニッシャーの秘密について聞いた。(取材・文=橋場了吾)
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最年少でGHCヘビー級王座戴冠、N-1 VICTORYも優勝している。それだけの実績を持つ清宮海斗が、今もがき苦しんでいる。
「意味がわからないですよ、僕も(笑)。何か突き抜けるものがないと、ダメなんだろうなとは思いますね。試合の部分でいうと、自分の中でも……なんていえばいいのかな、試合の質的には全然落ちていないという自負を持ってやってきているんですけどね、やっぱり結果を出さないと。安定しちゃいけないというか、止まってしまったら一選手としては先に進めないなと思うので。僕がこういう思いをしているということは、ファンの方にもそういう気持ちにさせてしまっていると思うので、あとはもう飛ぶだけかなと思いますね」
そう、清宮は8.16に自身のXアカウントで「次は俺の番だな」と呟いた。かつてプロレスリング・ノアに国内武者修行に来ていた新日本プロレス・大岩陵平の、G1 CLIMAX優勝が決まった後だった。清宮と組んで大きく成長した大岩が栄冠を勝ち取ったことは、清宮にとっても大きな刺激になっている。
「うーん……僕の中では本当に嬉しかったですね、陵平が優勝した姿を見て。彼の悩みを知っているので、今の自分とも重なる部分もあるし、嬉しかったし、刺激になりましたね。僕はまず目の前のN-1にフォーカスして、この先の両国(10.25両国国技館大会で、N-1優勝者が内藤哲也の持つGHCヘビー級王座に挑戦することが決まっている)に行こうと思っていますね」
N-1 VICTORYの開幕戦、アルファ・ウルフに見事勝利した清宮。3度目の優勝へ向けて好スタートを切ったわけだが、この開幕戦ではInamuraもOZAWAも勝利。“方舟御三家”と専門誌に名付けられた、優勝候補3選手が揃って好発進した。
「そのときの表紙見ました?(3人のうち清宮だけが変顔で)そういう役回りじゃねえかって! もうオチ担当ですよ。でも、今の僕はプロレスリング・ノアを引っ張っていないですよ。彼らはすごい勢いがあるし上向きだと思うので、自分とは状況が違うかなと思いますよね。これは僕が結果を出していないからなんですけど、今後はどうなるかわからないですよ。4人になるかもしれないし、誰かいなくなるかもしれないし、そういうふうに呼ばれないようになる可能性だってあるわけじゃないですか。なので、僕はもう名前は後からついてくるもんだと思って、日々の試合をやっていくしかないなと思っています」

今は身体の状況的に一番いい…新しい段階に入ってきている感覚
清宮といえば、大きなケガをしていないことは有名だ。無事是名馬というが……。
「僕にだったら何でもしていいと思われているのか……もうボロボロですよ。OZAWAも僕とやるときはイキイキしていますし。逆に言うと、それはレスラー冥利に尽きるってことですけどね。といいながらも、実は今コンディションがいいんですよ。悪いところもほぼないですし、身体の状況的にも一番いいんじゃないかなという感じですね。体重もいい感じでキープできていますし、(身体的に)新しい段階に入ってきているんじゃないですかね」
その清宮は、定期的にフィニッシャーを開発している。ウルフ戦でもフィニッシャーとなったスカイウォーク・エルボーは、ここ最近好んで使用している技だ。
「武藤(敬司)さんのフラッシングエルボーはもちろんですが、丸藤(正道)さんがセカンドロープからやったんですよ、フラッシングエルボーみたいな技を。あ、これはトップロープからでもいけるかなと思って……試合中の丸藤さんの閃きに対して、自分なりにやってみた技ですね。N-1に向けてですか? これからもいろいろな技が、出てくるかもしれないですね(笑)」
※9.14岡山大会ではダブルアームロックでシェイン・ヘイストに勝利。早速新たな引き出しを開けてきた。
今はとにかく両国大会に向けて、N-1に優勝したい。それしかない。
「目の前のN-1優勝。これは絶対ですね。そしてその先の両国で、内藤哲也に辿り着きたいと思います。いろいろな可能性があるのがプロレスなので、そういう意味では今回プロレスの可能性を見せられるブロック分けだと思いますから」
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