震災遺構にスーパーカー大集結 総勢350台、“1億円フェアレディZ”も…復興カーイベントで町に活気

貴重な旧車やスーパーカーが、震災遺構に集結した。「第2回 名車の祭典 in双葉町」が6日、福島・双葉町の福島県復興祈念公園で開催され、隣町・浪江町で初開催した昨年を上回る350台超の旧車が参加。カーイベントを通して震災復興につなげようという取り組みで、北は青森、南は沖縄から、熱い思いを乗せた愛好家が集まった。

福島・双葉町で震災復興の願いを込めたカーイベントが開催【写真:ENCOUNT編集部】
福島・双葉町で震災復興の願いを込めたカーイベントが開催【写真:ENCOUNT編集部】

会場の復興祈念公園には、生々しい震災の傷あとも

 貴重な旧車やスーパーカーが、震災遺構に集結した。「第2回 名車の祭典 in双葉町」が6日、福島・双葉町の福島県復興祈念公園で開催され、隣町・浪江町で初開催した昨年を上回る350台超の旧車が参加。カーイベントを通して震災復興につなげようという取り組みで、北は青森、南は沖縄から、熱い思いを乗せた愛好家が集まった。

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 福島県東部の浜通りに位置する双葉町は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた地域。東京電力福島第一原子力発電所の事故では全町避難を強いられ、一部地域で避難指示が解除されたのは4年前のこと。町の面積の約半分はいまだに立ち入り規制が続いている。

 復興の途上にある町を盛り上げようと、昨年から始まった「名車の祭典」。今回会場となった福島県復興祈念公園は、東日本大震災・原子力災害伝承館などの震災遺構が立ち並び、津波で押しつぶされた消防車や、1階部分が押し流されたままの家屋など、生々しい震災の傷あとが当時のまま残されている。

 午前9時の開場前から、会場周辺には多数の参加車両が駆け付け、活気あふれるエンジン音が響いた。日産スカイラインGT-Rやハコスカ、フェアレディZ、トヨタ・スープラ、ホンダNSXといった日本が誇る名車をはじめ、フェラーリなどの高級外車もズラリと並んだ。フェアレディZのオーナーズクラブ「S30ZCAR.JP」の会長が所有する、推定1億円とも言われるフェアレディZ 432Rの前では黒山の人だかりも。人気車系YouTuberの「悪魔の姉妹」も駆け付け、会場に花を添えた。

 主催者のふくしま元気応援名車会、紺野芳一代表は「古い車をレストアするのと同じように、このイベントを通じて復興を後押ししたい。全国各地からこれだけの人が来てくれたことは、確実に復興につながっている。来年以降もこの盛り上げりを続けていきたい」と思いを吐露。双葉町の隣町・大熊町の出身で、愛車のハコスカで参加した運営スタッフの1人は、「街中で旧車を走らせると、お年寄りの目の輝きが違う。『俺も昔乗ってたんだ』と話しかけられることも多い。旧車には人を、町を元気にする力があるんです」と話した。

次のページへ (2/2) 【写真】会長所有のフェアレディZ 432R
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