高3の9月にNMB48卒業&塾なしで中央大に一般入試合格 芳野心咲の独学術「選択を正解にできた」

2027年大学入学共通テスト(来年1月16日、17日)まで、残り約4か月になった。焦りが出始める時期だが、ENCOUNTは悩める受験生に向け、セント・フォースsprout所属の現役女子大生アナウンサーが「偏差値を上げた具体的な勉強法」「挫折を乗り越えたエピソード」をリアルに語る不定期連載「セント・フォースsproutアナ 合格へのメソッドと夢の軌跡」を展開中。第5回は、昨年9月までアイドルグループ・NMB48のメンバーだった芳野心咲アナが、一般入試で中央大に現役合格を果たすまでの日々を書いている。

昨年9月末までNMB48メンバーだった芳野心咲
昨年9月末までNMB48メンバーだった芳野心咲

「セント・フォースsproutアナ 合格へのメソッドと夢の軌跡」第5回

 2027年大学入学共通テスト(来年1月16日、17日)まで、残り約4か月になった。焦りが出始める時期だが、ENCOUNTは悩める受験生に向け、セント・フォースsprout所属の現役女子大生アナウンサーが「偏差値を上げた具体的な勉強法」「挫折を乗り越えたエピソード」をリアルに語る不定期連載「セント・フォースsproutアナ 合格へのメソッドと夢の軌跡」を展開中。第5回は、昨年9月までアイドルグループ・NMB48のメンバーだった芳野心咲アナが、一般入試で中央大に現役合格を果たすまでの日々を書いている。


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 私は中学1年生から高校3年生まで、NMB48に所属していました。芸能活動と学校生活で愛知と大阪を往復していました。自分自身の小さな選択一つが、日々の生活を大きく左右した期間でした。人よりも勉強に割ける時間は少なかった。だからこそ、大学受験に対する不安は人一倍大きかったと思います。

 2025年9月29日にグループを卒業。そこから始まった受験生活は本当に大変でした。

 やるべきは、十分に勉強できていなかった部分を取り戻すこと。そして、周囲との差を縮めるだけではなく、どうすれば追い越せるのかを考えること。限られた時間の中で、とにかく自分にできることを探し続けました。塾に通っていなかった私はまず、基礎の総復習をしました。

 選択した日本史では、「教科書を何回も読み直すこと」から始めました。基礎が書かれている参考書も購入し、歴史の流れを完全につかむまで繰り返し読みました。その他にも、理解できない部分はYouTubeに投稿されている映像授業を活用し、理解度を上げていきました。

 その後は、参考書を使って応用の知識を足していきました。新しく知った用語や知識は全て教科書に書き込み、その知識に付随した単語も教科書の余白に書きました。そして、毎朝電車の中で前日に勉強した部分を復習。とにかく、知識を早く定着させる。それを心がけ、受験する大学の過去問で解けなかった内容なども教科書に書き込んでいました。

マスクをして受験勉強に取り組んでいた頃の芳野心咲【写真:本人提供】
マスクをして受験勉強に取り組んでいた頃の芳野心咲【写真:本人提供】

 次に英語の勉強法です。私は3歳から7歳までアメリカに住み、帰国後も勉強を継続していたので英語は得意科目でした。受験期は過去問対策をメインで行っていたのですが、ここでは日常的に行っていた英語の勉強法を紹介させていただきます。

 1つ目は、オンライン英会話の受講です。NMB48加入前は対面の英会話教室に通っていましたが、加入後は固定のスケジュールで通うことが難しくなり、オンラインの都度予約タイプで受講していました。当時、時間を確保できるのは登校前の30分のみだったため、毎朝5時30分に起床し、6時~6時30分のレッスンを受けていました。

 2つ目は、日常生活に積極的に英語を取り入れることです。携帯の言語設定を英語にしたり、洋楽を積極的に聴くようにすることで、画面から知らない単語を学んだり、リスニング力の向上に役立てたりしていました。

 3つ目は、英語の試験を受けることです。私は高校在学中に英検とIELTS(日本英語検定協会が運営する海外留学時の英語力証明テスト)を受験しました。

 結果は英検準1級に1回で合格。IELTSは7.0でした。英語試験の主な勉強法は、過去問を解き、自分の苦手な分野を何度も復習することです。スピーキング対策は、YouTubeのIELTSスピーキング対策の動画を視聴し、自分でテーマを決めて同じような流れで話す練習をしていました。早い段階から試験を受けることで、自分の英語力を把握できるだけでなく、受験対策にもつながるのでお勧めです。

 国語は、ただ問題をたくさん解くのではなく、「なぜその答えになるのか」を説明できるようにする。これを意識しました。参考書の問題を一度解いて終わりにするのではなく、間違えた理由を分析することが大切だと思います。知識が足りなかったのか、文章の読み取り方を間違えたのか、選択肢の比較ができなかったのか。そこまで振り返ることが、ミスを減らすことにもつながります。私はこの勉強法で、国語でも少しずつ安定して点数を取れるようになりました。

今夏、「Mr. & Miss Chuo Contest 2026」のファイナリストに選ばれた芳野心咲【写真:本人提供】
今夏、「Mr. & Miss Chuo Contest 2026」のファイナリストに選ばれた芳野心咲【写真:本人提供】

TOEIC900点、目標は海外進出

 振り返ると、受験を通して学んだことは勉強以外にもありました。それは、自分が選んだ道を自分の行動によって、正解にできるということです。今までの人生で私は、常に自分の選択に不安を持ちながら過ごしてきました。NMB48を卒業する際も「短期間で今までの勉強の遅れを取り戻せるのか」「無事に合格できるのか」「このタイミングで卒業して本当に良かったのか」など、悩みがつきませんでした。

 しかし、受験を終え、無事に進学先が決定。その瞬間から「人生の選択は、自分自身のその後の行動次第で正解になる」と考えるようになりました。そして、人生を通してコツコツ頑張ること。受験を通して、この2つの大切さに気づくことができました。

 早いもので、私がアイドルを卒業して1年が経とうとしています。表に出る活動を始めてからは6年が経ちました。この1年は、アイドルとして過ごした時間とは全く違う環境で自分自身と向き合ってきました。

 卒業から受験までの約4か月。この期間は、大学に合格するためだけのものではなかったと思います。限られた時間の中で何を優先し、どう努力を積み重ねるかを考え、自分を信じて最後までやり抜く力を身につける試練でした。その経験は大学に入学した今でも、学び続ける姿勢や新しいことに挑戦する勇気につながっています。

 これから先も、人生にはたくさんの分岐点があり、不安になる出来事があると思います。それでも私は、受験を通して学んだ「選んだ道を正解にするのは、その後の自分の行動次第」という考え方を大切にしながら、一歩ずつ前に進んでいきたいと思っています。そしていつか、自分の目標である海外進出を叶えられるように努力し続けたいと思います。

 一般入試を選んだ私の受験は、何度も挫折しながら立ち上がり、毎日の積み重ねを信じて、小さな努力を続けたことが成果になりました。ここでお伝えしたことが、今、新しい挑戦をしようとしている誰かにとって、「自分も頑張ってみよう」と思えるきっかけになれば、とてもうれしいです。

□芳野心咲(よしの・みさき)2008年1月13日、愛知県生まれ。昨年9月29日までNMB48で活動し、今年4月、中央大国際情報学部国際情報学科に入学。今夏、「Mr. & Miss Chuo Contest 2026」のファイナリストに選ばれ、活動中。趣味は写真を撮ること、旅行、映画鑑賞、洋楽を聴く、語学勉強、読書。特技は乗馬、英語。資格はTOEIC900点、英検準1級、世界遺産検定3級、乗馬技能検定3級。167センチ。血液

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