YOSHIKI、30周年の名曲『Forever Love』制作秘話 鮮明に記憶に残る「言い合い」の真相
X JAPANのYOSHIKIが、全世界で3500万枚以上のアルバムセールスを誇る世界的ボーカリストのジョシュ・グローバンを迎えたニューシングル『Forever Love (Live)』を8月28日に配信リリースした。YOSHIKIはメディアの合同取材で、長年愛され続ける名曲への思いなどを語った。

ジョシュ・グローバンを迎えて新シングルを配信リリース
X JAPANのYOSHIKIが、全世界で3500万枚以上のアルバムセールスを誇る世界的ボーカリストのジョシュ・グローバンを迎えたニューシングル『Forever Love (Live)』を8月28日に配信リリースした。YOSHIKIはメディアの合同取材で、長年愛され続ける名曲への思いなどを語った。
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『Forever Love』は、YOSHIKIが作詞・作曲し、X JAPANの楽曲として1996年に発表された、日本を代表する名バラードの一つ。深い愛、喪失、そして時を超えて生き続ける想いを描いた楽曲として、30年にわたり世代を超えて多くの人々に愛され続けてきた。
YOSHIKI名義での楽曲リリースは、2018年に発表した『Red Swan』以来、8年ぶり。今年7月17日、米国・ロサンゼルスの「象徴みたいな場所」であるウォルト・ディズニー・コンサートホールで開催されたYOSHIKIの公演に10年来の付き合いであるジョシュ・グローバンがゲスト出演し、共演が実現したが、YOSHIKI自らゆかりのあるミュージシャンに声をかけたという。
奇しくも、『Forever Love』がリリースされて30周年。複数の楽曲候補がある中で、「もしジョシュが『Forever Love』を歌ってくれたら、タイミング的にもいいなと思い始めて」提案したところ、グローバンが快諾してくれたと明かす。
今回のバージョンは、YOSHIKIが新たに書き下ろした英語のパートから始まり、その後、グローバンが原曲の日本語詞と英語詞を歌唱。世界屈指の歌声を持つグローバンが日本語で『Forever Love』を歌い上げる、極めて貴重なパフォーマンスとなっている。
「ジョシュ本人には伝えていないんですけど、僕はボーカリストに合わせて曲のキーを変えたり、ボーカリストのキーのレンジで曲を作るタイプなんです。もともとはToshlという素晴らしいボーカリストが歌ったこの曲は、Toshlがかなりキーが高くてB♭なんです。そこから7度とかなり下げて、ジョシュの一番いいキーを考えてE♭に変えました。僕のキーの感覚をすごく信頼してくれて、歌ってくれました」

自作楽曲の「80%」は未発表
YOSHIKIは「もともと僕は無茶苦茶な生き方をしてきて、人生観というか、『死』という言葉が常に目の前にありました」と回想。そういったバックグラウンドもあり、YOSHIKIの中でも『Forever Love』は特別な楽曲の一つだ。
「僕は子どもの頃に父親を亡くしていて、父親の年齢を超えることはないんだろうなと、あまり長生きすると思ってなかったんです。ガラスのように飛び散ってしまうような人生を生きるつもりでいたので。僕らは消えてなくなるけれど、僕らの思いであったり、愛みたいなものは永遠なんじゃないか、というのを形にしました。特に印象に残っているのは、HIDE(hide)の葬式で弾いたことかな。その時その時、走馬灯のように思い出が駆け巡ります」
1990年代に作詞・作曲した当時はすでに米国に住んでいたが、今も鮮明に覚えている出来事があるという。スタジオに行く前、英語のレッスンをしてくれた先生に楽曲を聞かせたところ、思わぬ反応が返ってきた。
「『この曲どう思う?』って聞いたら、『まあいいんじゃない?』とあまり感動してくれなくて、すごく頭に来て言い合いになったのを覚えています(笑)」
世界各国を飛び回っているYOSHIKIは、改めて自身の過去の楽曲を振り返った際、“未発表曲”の数に驚いたと明かす。
「気付いたらリリースされていない曲だらけだなというのを、本当に恥ずかしいんですけど、ここ数か月で再認識しました。端に言うと、80%はリリースされていないですし、もっとかもしれません。どの楽曲もクラシックになり得ます」
音楽活動の他に、ワイン・シャンパンブランド「Y by YOSHIKI」、ファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」、着物ブランド「YOSHIKIMONO」など、さまざまなジャンルで幅広くプロデュース業を行っている。しかし今、自身の中で音楽の比重が高まっていると話す。
「音楽の比重・大事さが高まって、自分の中でモチベーションが上がってきました。アルバムをドカンと完成して出すというよりも、小出しでもいいから、少しずつでも出していけたらなと。ぜひ日本の皆さんに、“音楽家・YOSHIKI”に触れていただけるとうれしいです」
どん欲に音楽と向き合い続けるYOSHIKI。その今後からも目が離せない。
□YOSHIKI(よしき)作詞家、作曲家、X JAPANのリーダーとしてピアノ、ドラムを担当。天皇陛下御即位十年記念式典の奉祝曲、愛知万博公式イメージソング、ハリウッド映画や米ゴールデングローブ賞の公式テーマソングを作曲するなど、世界を舞台に活躍している。マディソン・スクエア・ガーデン、ウェンブリー・アリーナ、カーネギーホールで公演を行い、アジア人として初めて音楽の3大殿堂を制覇した。また、2023年には、英ロイヤル・アルバート・ホール、米ドルビー・シアター、米カーネギーホールの3会場でコンサートを開催。日本人として初めて、歴史的3会場にてコンサートを行う偉業を成し遂げた。音楽活動以外にも、日本人男性として初めて「VOGUE JAPAN」の表紙を飾り、自身が立ち上げた着物ブランド「YOSHIKIMONO」や、ハイファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」のデザイナーなど、ファッションアイコンとしての顔も持ち、活動は多岐に渡る。また、米国“501(C)(3)” 非営利公益法人 Yoshiki Foundation Americaを設立し、長きに渡り慈善活動に力を入れている。2023年には日本人として初めてTCLチャイニーズ・シアターに手形・足形を刻印。2025年には米「TIME」誌の「世界で最も影響力のある100人(TIME100)」に日本人アーティストとして初めて選出された。
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