Uber Eatsのレシートに「無事、大学生になれました」 塾講師が「久々に泣いた」まさかの理由
塾講師がUber Eatsを利用したところ、注文先はかつての教え子が働く店だった――。さらに、教え子がその店を好きになったきっかけは、受験期に講師から教わった「勝負メシ」だった。教室を離れた教え子との縁が、1枚のレシートを通じて再びつながったことを報告したSNS投稿が話題を呼んでいる。教え子からのメッセージに「久々に泣いてしまった」という塾講師の男性に、その経緯や心境を聞いた。

Uber Eatsを頼んだら…レシートに教え子から「無事、大学生になれました」
塾講師がUber Eatsを利用したところ、注文先はかつての教え子が働く店だった――。さらに、教え子がその店を好きになったきっかけは、受験期に講師から教わった「勝負メシ」だった。教室を離れた教え子との縁が、1枚のレシートを通じて再びつながったことを報告したSNS投稿が話題を呼んでいる。教え子からのメッセージに「久々に泣いてしまった」という塾講師の男性に、その経緯や心境を聞いた。
「久々に泣いてしまった。Uberを頼んだら、まさかの。こういうことがあるから講師は辞められない。本当に嬉しいし、この方を教えることができたことが誇りです。未来の大学生、社会人の方々のために、毎日がむしゃらに働きます。気合い十分です。明日からも授業死ぬ気でやる」
15日、Xにこう投稿したのは、予備校講師5年目の奈良岡英教さん。英語科講師として河合塾、四谷学院、医学部専門予備校YMSなどに出講し、高校生や高卒生への大学受験指導のほか、テキストや模試の作成、解答速報などにも携わっている。
きっかけは、奈良岡さんがUber Eatsで人気ラーメン店の商品を注文したことだった。届いた品物のレシートを見ると、そこには思いがけないメッセージが記されていた。
「人違いだったらもうしわけございません。四谷学院で奈良岡先生の授業を受けさせていただきました。無事、大学生になれました。共テ前の勝負メシをお伺いした時、コロチャのことを教えていただき、ファンになり、今Afuriで働いています。お忙しいと思いますが、ぜひ〇〇店にいらしてください。お体に気をつけて、これからも頑張ってください」
メッセージの主は、かつて四谷学院で奈良岡さんの授業を受けていた教え子だった。受験を終えて大学生となり、現在は偶然にも奈良岡さんが注文した店舗で働いているという。
この時の心境について、奈良岡さんは「最初は驚きが勝ったが、次第にうれしさが込み上げてきた」と振り返った。
共通テスト前に教えた「勝負メシ」が思わぬ縁に
この投稿に対して、SNS上では「いい講師の方なんだろうなぁーと思います。こんなに生徒に愛されてるってすばらしいです」「めっちゃいい話やん!」「お店が忙しく、受け取り手が本人かも分からない中で、それでも当時強く支えられた感謝を伝えたいという意思が、文から伝わってきます」といった声が集まっている。
教え子からのメッセージにあった「コロチャ」とは、当該のラーメン店の人気メニュー「炙りコロチャーシュー飯」のこと。香ばしくあぶったコロコロのチャーシューに、おろし柚子しょうゆだれを合わせたご飯ものだ。
奈良岡さんは、大学入学共通テスト(共テ)を前にした教え子から「勝負メシ」を尋ねられ、このメニューを紹介したことを覚えていたという。
「コロチャについて話した記憶はあります。今でも好きで、月に1回くらいは頼んでいます」
生徒と交わした何げない会話だったが、教え子はそれをきっかけにラーメン店のファンになり、現在はそこで働いている。そして奈良岡さんが数ある飲食店の中から偶然その勤務先を選び、Uber Eatsで注文したことで、思わぬ形で縁が再びつながった。
合格して教室を離れた後も、自分との会話を覚え、体を気遣う言葉まで届けてくれた教え子。奈良岡さんは今回の出来事を受け、「少しでも生徒の人生に貢献できるこの仕事を改めて誇りに思い、さらにいっそう、生徒と向き合っていきたいと思いました」と、講師という仕事への思いを語った。
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