平均年齢19.6歳STARGLOW、デビュー半年で横アリ満杯 被災地・熊本に思い寄せ「心の拠り所…勇気を与えられる存在に」

5人組ダンス&ボーカルグループ・STARGLOW(スターグロウ)が21日、横浜アリーナで初のファンミーティングツアー「STAR CRUISE Special Edition」の追加公演を開催した。18都市、19会場のツアー。結成1年、デビュー半年にして前日に続き、この日も、グループ最大となる約1万5000人を動員した。トーク&ゲームも挟みながら、約2時間で19曲を歌い、踊り、開演前の囲み取材では大勢のライバルがいる中でアピールポイント、先に見据える目標などを明かした。

「STAR CRUISE Special Edition」の追加公演を開催したSTARGLOW【写真:川島伸一, 内田章哉, 今村智哉】
「STAR CRUISE Special Edition」の追加公演を開催したSTARGLOW【写真:川島伸一, 内田章哉, 今村智哉】

初ファンミツアー追加公演

 5人組ダンス&ボーカルグループ・STARGLOW(スターグロウ)が21日、横浜アリーナで初のファンミーティングツアー「STAR CRUISE Special Edition」の追加公演を開催した。18都市、19会場のツアー。結成1年、デビュー半年にして前日に続き、この日も、グループ最大となる約1万5000人を動員した。トーク&ゲームも挟みながら、約2時間で19曲を歌い、踊り、開演前の囲み取材では大勢のライバルがいる中でアピールポイント、先に見据える目標などを明かした。(取材・文=柳田通斉)

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 開演時間になると、RUI(19)、TAIKI(19)、KANON(20)、GOICHI(19)、ADAM(21)の5人が横並びでステージに立った。オープニング曲『Good Boys Anthem』では、センターに立ったTAIKIによるラップで始まった。その後は5人でラップと歌唱を織り交ぜながら、STARS(スターズ=STARGLOWファンの総称)を一気にひきつけた。

 その後はハイレベルなダンス、ステージを降りてカメラに向かいながらラップを重ね、間近にいるSTARSのテンションをさらに上げた。

 ラッパーのSKY-HIがCEOを務めるBMSGのオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE(以下、ラスピ)』を経て、昨年9月22日に誕生したSTARGLOW。その期待値は高く、今年2月21日に東京・江東区のダイバーシティ東京フェスティバル広場で開催したデビューシングル『Star Wish』のリリース記念イベントから、ファン約5000人を集めた。

 そして、4月10日の千葉・森のホール21からファンミーティングツアーを展開し、前日とこの日は単独では初のアリーナ規模となる横浜アリーナのステージに立った。その思いを開演前の囲み取材でおのおのが語った。

RUI「たくさんの方にお会いできたことが、何よりうれしかったです。俺らのことを支えてくれてるのがファンのみんななので、みんなを幸せにできたらなという風に思いました」

TAIKI「ホールツアーを回る中でいろいろ改善した部分があって、昨日の反省点もあったので、今日なんか全力で完璧なパフォーマンスをしたいなと思ってます」

KANON「ずっと夢見てきてた横浜アリーナだったので、すごく感慨深かったですし、本当にうれしかったです」

GOICHI「昨日の映像で自分の背中とSTARSで埋まった景色を見て、『これ、本当に自分なのかな』と思いました。まだ実感が湧いていませんが、STARGLOWのスタイルをもっと伝えたいです」

ADAM「背伸びして立ったとは思ってないですし。このホール公演回って、みんなが過信ではない自信がついてきた中で、こういう大きな会場でできたのは大きな一歩です。ここがゴールではありませんが、昨日は今後の視座が上がるいいライブでした」

 そして、この日のステージでもADAMが「興奮が止まらないです。やっぱり、アリーナは特別」と実感を込め、ソロで尾崎豊の『I LOVE YOU』を歌い上げた。ラスピでは唯一の一般人からの合格者(他4人はBMSGの研修生出身)で、その恵まれた才能と努力の結果でSTARSを聴き入らせた。

 その後、TAIKI、GOICHIが自身で作詞したラップ曲を披露。RUI、KANONもハイレベルの歌唱とダンスを見せるなど、5人が高いスキルを見せ続けた。

 昨今は、国内外でグループが続々と誕生している。その中で支持され続け、生き残っているのは実力のある「本物」たち。BMSGをコロナ禍の2020年に設立したSKY-HIはそれを把握し、ボーイズではBE:FIRST、MAZZEL、ガールズではHANAを世に送り出した。そして、続いたのがSTARGLOW。RUIはこのグループの特徴を「どんなことがあっても、仲が良く、何でも言い合えるところ」と表現した。

 5人の目標は一致し、この先はアリーナツアー、ドームツアー、世界を見据えている。だが、ライバルたちは数多くいる。その中での「強み」を聞くと、KANONとTAIKIが答えた。

KANON「シンプルに音楽が好きで得意な分野があって助け合えます。そして、どんな姿でも好きでいてもらえ、スターでいられるところです」

TAIKI「みんな、個性が際立っています。歌が上手い人、ダンスが上手い人はたくさんいますけど、他の人と被らないものを一人ひとりが持っています」

 平均年齢19.6歳。沖縄公演の前にはADAMが運転する車に乗り、5人で街を巡ったという。仲の良さは、お笑いコンビ・品川庄司の品川祐がMCのトークやゲームでも垣間見せていた。

 真夏を過ぎれば、国内音楽界の注目は年末のレコード大賞、『NHK紅白歌合戦』などになってくる。そこへの意欲を問われると、ADAMが言葉を選びながら、意欲を示した。

「それが全てじゃないことは大前提として、賞を獲って何年経っても名前が残ることはすごく大事だと思います。みんなで目指していきたいものの一つではあります」

 その上で、ADAMはファンへの感謝を込めて言った。

「先日も熊本で大きな地震がありましたが、大変な状況でライブに来られない人もたくさんいると思います。そんな中で僕たちがその心の拠りどころだったりとか、勇気を与えられるアーティストでありたいとすごく思います。今日も最前列と最後列で、心の距離は僕たちからしたら一緒ですし、それが伝わっていればいいなと思います」

初アルバムのリリースも発表した【写真:川島伸一, 内田章哉, 今村智哉】
初アルバムのリリースも発表した【写真:川島伸一, 内田章哉, 今村智哉】

終演後、初アルバムのリリース発表

 GOICHIは結成約1年ながら横浜アリーナを満杯にできた状況を踏まえ、「STARSの皆さんのおかげだと思いますし、STARGLOWのこと気になってるぐらいの状態で足を運んでくれた方も多いと思います。そういう方の気持ちもしっかり僕たちがつかみにいきます」と言った。

 父親が元プロ野球選手で現オリックスコーチ・川島慶三氏のRUIはファンに向けて「シンプルに『ありがとう』って伝えたいです」と言い、このメンバーで活動できる幸せを口にした。

「みんないい人です。こういう奴らと一緒にやれて良かったです。それを好きでいてくれるSTARSがいてくれることで、俺らもハッピーになれるので、いつも『恩返しできたらな』と思っています」

 7月22日リリースの3枚目シングル『Drivin’ My Life』を楽しそうに歌い踊った後には、5人おのおのがSTARSに深い感謝を伝えた。TAIKIが「僕らのためにお金と時間を使っていただき、本当にありがとうございました」と伝えると、他の4人も大きくうなずいた。

 その後、プレデビュー曲『Moonchaser』と2枚目シングル『USOTSUKI』を披露し、初アリーナ2日間をフィニッシュ。TAIKIは「これからみんなで日本を元気にしていきましょう」と呼びかけた。終演後には、11月18日に初アルバム『Aurora』をリリースすると映像で発表。前途洋々の5人は、STARSを拡大しながら「日本の希望」を目指していく。

次のページへ (2/2) 【写真】「STAR CRUISE Special Edition」の追加公演のライブカット
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