水泳一筋からコロナ禍で人生激変、10kg超の減量も 『仮面ライダー』主演の21歳・今井竜太郎「確かな足跡を残せる俳優に」
テレビ朝日系連続ドラマ『仮面ライダーゼッツ』(日曜午前9時)の主演俳優・今井竜太郎が、今月24日公開の映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』でも、万津莫/仮面ライダーゼッツとして主演している。「オーディション嫌い」だったという幼少期から一転、三度目の正直でつかんだ憧れの「仮面ライダー」シリーズで躍動。充実期を迎えた21歳の思いを聞いた。

24日に映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』公開
テレビ朝日系連続ドラマ『仮面ライダーゼッツ』(日曜午前9時)の主演俳優・今井竜太郎が、今月24日公開の映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』でも、万津莫/仮面ライダーゼッツとして主演している。「オーディション嫌い」だったという幼少期から一転、三度目の正直でつかんだ憧れの「仮面ライダー」シリーズで躍動。充実期を迎えた21歳の思いを聞いた。(取材・文=大宮高史)
【PR】世界の公道が舞台…ラリーの最高峰『WRC』をABEMAが全戦無料生中継
令和版仮面ライダー第7作『仮面ライダーゼッツ』の劇場版が、テレビ朝日系『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の劇場版との2本立てで、映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』として公開される。
『仮面ライダーゼッツ』で今井が演じる主人公・万津莫は、女の子を助けようとして交通事故に遭い、昏睡状態に陥る。生死をさまよう中で見た夢で変身ベルト「ゼッツドライバー」を手にし、夢と現実の2つの世界をまたにかけ、仮面ライダーゼッツとして戦ってきた。今作ではそんな彼の前に、現実の世界を白昼夢によって侵食し、ゼッツを全国民の敵に回そうとする強敵が出現。ゼッツは、戦いを通じて仲間となったノクス/小鷹賢政(古川雄輝)たちとともに、その強敵に立ち向かう。その展開も踏まえ、今井は言った。
「ノクスとの共闘はもちろん、ゼッツが所属していた『CODE』のエージェントたちが一斉に変身&擬装して戦うのも、テレビシリーズではできなかったので楽しんでほしいです。夢の中では何でも自由なので、夢の中ならではのアクションで戦えるところも、映画らしくパワーアップしています」
今井にとってゼッツは、「仮面ライダー」シリーズ3度目のオーディションでつかみ取った役だ。
「夏映画も、両親に連れていってもらって映画館で見ていました。最終審査の時は、過去2回と違って『これで落ちても悔いはないくらい、全部出し切ろう』と腹をくくりました。なので、開口一番で『この役は、俺しかいません』と言い切りました。マネジャーさんからの電話で合格を知って、うれしさもありましたが『1年間、主演として頑張らなきゃ』と責任がじわじわとのしかかってきました」
強い覚悟を持って臨んだ万津莫の役どころは、夢の世界では仮面ライダーとして戦う一方で現実の世界では就職活動に苦戦。そんな等身大の若者として描かれる。この二面性を演じてきて、新たな境地を経験したという。
「莫とゼッツ。一人の人間なのに全く違う性格を演じられるのは、役者としてすごくぜいたくに感じ、2倍お芝居を楽しめるようなやりがいがありました。ただ、セリフ量は膨大で、毎日台本を読んで彼の言葉を発し続けていたので、『今井竜太郎』としての習慣すら分からなくなる時もありました。それくらい役に没頭してきたと思います」
役に没入できた理由は、今井自身が莫に強くひかれていたからだった。
「莫は弱気な面もあるし悪夢を見て、怖い目にあってうなされます。僕もホラーは苦手なんですが(笑)、夢の中の莫も現実の莫も諦めないで戦い続ける“同じ芯”があります。それが大好きなんです。僕は現場では柔軟でいたいタイプですが、この芯だけはどんな局面でもお芝居に込めようと決めていました」

強みは「負けず嫌いでポジティブなところ」
埼玉県出身の今井は、181センチの長身が映える“細マッチョ”だ。雑誌『FINEBOYS』のレギュラーモデルも務めている。16歳で同誌のオーディションで選ばれ、芸能界入り。それまでは水泳一筋。6歳から始め、大会で入賞を果たすなど、確かな実績を残してきた。
「水泳をやっていた頃は、もっと筋肉がついていました。モデルを始めてからいろんなファッションが似合うように減量して、十数キロ絞りました。毎日水泳の練習漬けで、つらい時もあったのですが、1位になって周りを驚かせたいという気持ちが勝って、続けてこられました。おかげで負けず嫌いに育ったので、たとえ現場で厳しい言葉をいただいてもめげないです。ポジティブなところは強みですね」
それほど打ち込んでいた水泳から、畑違いの芸能界に飛び込んだきっかけはコロナ禍だった。
「子どもの頃から、母がいろんなオーディションに連れていってくれました。当時は人前に立つのなんて大の苦手で『受かるわけない』と思いながら受けていました。ところが、コロナ禍になって水泳の練習もできずに時間を持て余しました。そして、いろんな映画やドラマを見ていたら、自分以外の人生を生きられる俳優の仕事にひかれるようになりました。そのタイミングで家族から『FINEBOYS』のオーディションを勧められて、『本気で人生を懸けてみよう』と思って受けました」
自らの価値観すらくつがえす体験を経て、「仮面ライダー」の主役もつかんだ。まだ21歳、次なる夢も見据えている。
「今回、古川さん演じるノクスの襟元をつかんで向かい合うシーンで、セリフの間を意識したお芝居の難しさも知りました。古川さんは間の取り方がすごく自然で、僕はそれに応えていくだけでした。そういった細かなところも先輩方から盗みつつ、『今井竜太郎が出ている作品なら見てみよう』と思ってもらえる、そのような確かな足跡を残せる俳優になりたいです」
強さと弱さ、両方を抱えたヒーローを演じた経験を胸に、芸能のフィールドでもトップを目指していく。
□今井竜太郎(いまい・りゅうたろう)2005年6月2日、埼玉県生まれ。21年、雑誌『FINEBOYS』の専属モデルオーディションを経て、芸能活動を開始。22年にTBS系連続ドラマ『差出人は、誰ですか?』でドラマ初出演を果たし、翌23年にはABEMA恋愛リアリティーショー『花束とオオカミちゃんには騙されない』に出演。25年9月から放送のテレビ朝日系『仮面ライダーゼッツ』で地上波ドラマ初主演。181センチ。
あなたの“気になる”を教えてください