父は阿部祐二 阿部桃子、大手事務所を離れた理由はゴルフ「生活の一部でプロ目指してます」
ミス・ユニバース2017世界大会で「ナショナルコスチューム(民族衣装)部門」の最優秀賞に輝き、モデル、タレントとして活動してきた阿部桃子。昨年10月末に6年半所属した芸能事務所を退所した。現在は別の事務所と業務委託契約を結んで活動しているが、背景に何があったのか。近況と今後、目指す世界を取材した。さらに「事件です」で知られるレポーターの父・阿部祐二とプロゴルファーの母・阿部まさ子の親子3人の様子も取材。すると阿部家の“事件”を明かしてくれた。

父はレポーター阿部祐二、母はプロゴルファー・阿部まさ子
ミス・ユニバース2017世界大会で「ナショナルコスチューム(民族衣装)部門」の最優秀賞に輝き、モデル、タレントとして活動してきた阿部桃子。昨年10月末に6年半所属した芸能事務所を退所した。現在は別の事務所と業務委託契約を結んで活動しているが、背景に何があったのか。近況と今後、目指す世界を取材した。さらに「事件です」で知られるレポーターの父・阿部祐二とプロゴルファーの母・阿部まさ子の親子3人の様子も取材。すると阿部家の“事件”を明かしてくれた。(取材・文=中野由喜)
まずは芸能事務所を退所した事情を尋ねた。
「オスカープロモーションに所属した時は大好きなゴルフをお休みしていました。当時は女優を目指したいという思いが強かったからです。所属したら間もなくコロナ禍となり芸能の仕事が激減。そんな中、ゴルフは密ではないと言われてゴルフ番組に出演する機会が一気に増えたんです。そこでゴルフの練習を再開したら、もう1度本格的にやりたいと思うように。独立すれば制約が無くなりゴルフに集中できると考えて決断しました」
ベストスコアは68。プロゴルファーである母の影響でゴルフを始め、学生時代はゴルフ部にも所属して情熱を注いだ。
「現在、プロゴルファーを目指しています。実は2021年から毎年プロテスト受けています。今年からはゴルフのティーチングプロの資格を取ろうと勉強を開始しました。毎日練習やトレーニングをこなし、ゴルフ中心の生活をしています。ゴルフは私の軸です。本当はミス・ユニバースへの挑戦が終わったらすぐにまたプロゴルファーを目指すつもりで、ジャンボ尾崎さんにも教えてもらう機会をいただいていました。一方、同時期にありがたいことに芸能の仕事も多くなり、今の状態だとゴルフも芸能も中途半端な気持ちで向き合うことになってしまうと考え、ゴルフはお休みし、芸能の世界で努力してみようと決意しました。当時24歳の私なりに苦しみ、悩んだ末の決断でした。その心残りもあって、6年前にゴルフを再スタートしました」
ゴルフを優先する人生を選んだ形だ。
「芸能の世界はどんなに頑張っても努力が報われないことがよくあるからと父には芸能界入りを反対されていたんです。一方でゴルフは頑張った分だけ結果が自分に返ってきます。私はゴルフのおかげでいろんな人と出会い、今の私があると思っています。ゴルフは生活の一部、体の一部。社会人となり1度ゴルフを離れ、再会したら、やっぱりゴルフが好きという自分に気付きました」
阿部家の“事件”も紹介
現在はノンアマとして試合に出場しつつ、練習を重ねプロを目指している。同時にゴルフ番組にゲスト出演する芸能の仕事も。ハードでストイックな日々だ。
「ゴルフからいろんなことを得てきましたので、ゴルフを通じて社会貢献や何か皆さんに発信する仕事もできたらと考えています。それに、そもそも私の家庭がストイック過ぎるんです(笑)。父は勉強熱心で、いつも仕事に必要な本を読んでいて部屋には約1万冊の本があります。母は風雨の悪天候でも毎日5キロ走っています」
阿部家の様子が気になってきた。
「我が家では最低3日に1回は事件が発生しています。夫婦仲がいいからこそ言いたいことを言い、しょっちゅう夫婦げんかに。母は正義感が強い人。曲がっていることが嫌いで、真っ直ぐな性格です。父はそんな母に惚れてプロポーズをしたそうですが、今となっては父が母に怒られていることが多いですね(笑)。ただ、それが夫婦円満の秘訣なのかもしれません。私は父と性格がうり二つで、私は父が言葉を発しなくても考えていることや思っていることが全部分かるんです。だから夫婦げんか中の母に、こう言えばお父さんは納得すると教えてあげます。すると、すぐ仲直り。お父さんが落ち込んでいる時は、こういう言葉をかけてあげたらとアドバイスするとすぐに元気になります」
父の真面目でストイックな姿も紹介してくれた。
「昔から父は私が起きる前にはすでに仕事に出かけていて、仕事から帰るのも私が寝てから。父が今どこにいるのかはテレビの中継で知るということが多かったです。それでも私が受験で深夜まで勉強していると、帰宅後に勉強を教えてくれました。朝は全ての朝刊に目を通し(新聞のめくる音で目が覚めました)、帰ってからも必ず英語の勉強をしていました(音読をしている声が聞こえてきました)。父は言葉で言うよりかは背中で見せてくれる、その姿を見て、物事への向き合い方を学びました」
父の驚きの過去も教えてくれた。
「タクシーに乗っていて衝突事故に遭い、頸椎骨折の大けがをして入院したことがあるんです。東日本大震災が発生した2011年3月11日の朝でした。動けないのに病院から被災した現場に行くと言い張り、本当に止めるのが大変でした。責任感が強いです」
尊敬する父。仲が良過ぎて心配なことも……。
「よく結婚できなそうと言われます(笑)。それが意外にも、父は毎回お付き合いしている男性を紹介すると必ず仲良くなろうとするんです。もしかしたら、父なりに娘とずっと仲良くしていたいという気持ちの表れなのかもしれません」
理想の男性像を聞いてみた。
「ストイックな家族についてこられる人です(笑)」
結婚はいつ頃になりそうか。
「芸能やゴルフを精いっぱいやり切って、納得できるタイミングで良いお相手がいれば良いなと思います。一人っ子なので、孫の顔は見せてあげたいなと思っています。現在は、ゴルフ界でも出産されてからも活躍されているプロゴルファーの方が多くいらして、大変心強く、勇気をもらっています」
最後に今後の目標を聞いた。
「私はゴルフをしない人生は考えられません。芸能のお仕事もいただけるなら挑戦したいですし、何歳になってもゴルフに関わり、ゴルフに与えてもらったたくさんのご縁を、今度は恩返しできるよう、精いっぱい努めていけたらと考えています」
□阿部桃子(あべ・ももこ)1994年9月17日、千葉県生まれ。聖心女子大文学部卒業。2017年度ミス・ユニバース・ジャパン。アメリカで開催されたミス・ユニバース2017世界大会に出場し、「ナショナルコスチューム(民族衣装)部門」で最優秀賞受賞。その後、モデルの仕事やバラエティー番組などで活動するが、現在はゴルフ関連の仕事中心に活動。父はリポーターの阿部祐二、母はプロゴルファーの阿部まさ子。趣味はサウナ、水泳、ランニング。25年10月にオスカープロモーションを退所し、現在は芸能事務所HONEST(オネスト)、東急エージェンシープロミックスの2か所と業務提携。
あなたの“気になる”を教えてください