4人体制で初ツアーのAぇ! group「続けてきて正解やった」 横アリ1.5万人を前に見せた絆と熱さ…次の目標はドーム公演

 アイドルグループのAぇ! groupが4日、4人体制で初のアリーナツアー「Aぇ! group LIVE TOUR 2026 Runway」神奈川公演初日を開催した。2月25日にリリースした2枚目アルバム『Runway』を引っ提げ、3月7日の愛知から今月12日の静岡まで、全国8か所30公演で約32万人を動員予定。この日は、約1万5000人を前に2時間30分で30曲を披露した。

Aぇ! groupが神奈川公演を開催【写真:Kosuke Ito】
Aぇ! groupが神奈川公演を開催【写真:Kosuke Ito】

「ファン」公言のWEST.小瀧望も登場

 アイドルグループのAぇ! groupが4日、4人体制で初のアリーナツアー「Aぇ! group LIVE TOUR 2026 Runway」神奈川公演初日を開催した。2月25日にリリースした2枚目アルバム『Runway』を引っ提げ、3月7日の愛知から今月12日の静岡まで、全国8か所30公演で約32万人を動員予定。この日は、約1万5000人を前に2時間30分で30曲を披露した。(取材・文=𠮷田伊織)

開演時間の3分前になると、客席から「Aぇ」コールが広がった。その後、BGMはジュニア時代からの“魂のバンド曲”である『PRIDE』に切り替わり、開演を待ちわびるファンの熱気をさらに上げた。

 オープニングムービーが終わると、航空機が離陸する象徴的なイントロから、新アルバム『Runway』のリード曲『Again』がスタートした。末澤誠也、正門良規、小島健、佐野晶哉の4人が、本ステージの頭上からゴンドラに乗って登場。そのまま降下していくと、リフティングされた花道を一列で歩き出した。まるで滑走路を進んでいるかのような華やかな幕開けだ。

 曲中では、佐野が「4人で帰ってきたぞ! 横浜~!」とファンに呼びかけ、会場を沸かせた。ビジューが散らばったジャケットにそれぞれのメンバーカラーのファーを携えた新衣装で、新生Aぇ! groupとしての新たな一面を提示した。
 
 小島によるあおり「横アリ、Aぇと楽しめますか!」から始まった『Break Through』では、ファンとのコール&レスポンス(C&R)で一体感を創出。「A」の形を模したトロッコに乗り、アリーナを四方八方に周遊しながらファンとコミュニケーションを取った。

 変形したセンターステージに4人が座り込むと、バラード調の新曲『哀結び』が始まり会場の雰囲気が一変。回転しながら上昇するステージや、真っ赤な花びらが舞う演出で、すれ違う思いをドラマチックに表現した。

 MCでは、末澤が「Aぇ! groupの一番のファンが来てくれています」と呼びかけ、WEST.の小瀧望が登場。ビジョンに抜かれると、会場に大歓声が響き渡った。小瀧は「Aぇ! groupのファン」を公言し、YouTubeコラボでも話題になった存在。Aぇ! groupのファンとメンバーからアットホームな雰囲気で歓迎され、スタッフからマイクを渡された小瀧は「8日から始まる舞台の合間を縫って見に来ました」と話し始め、「リフレッシュしに来たの!」と笑顔でコメント。さらに、同じく見学に来ていた関西ジュニアの嶋﨑斗亜にマイクが渡ると、会場からは一斉に「かわいい~!」の声が上がった。

 そして、メンバーは後半戦1曲目に、ビルボード初週売り上げでハーフミリオンを突破した最新シングル『でこぼこライフ』を披露。映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』(公開中)の主題歌でもある同曲では、ファンもキャッチーなダンスを一緒に踊りながら楽しんだ。

『Aッ!!!!!!』が始まると、正門、末澤、佐野、小島の順に並んでスタンド上部に設置されたトロッコに移動。ステージの下手側から3階通路を1周しながら、ファンが持つうちわに書かれた「一緒にハートつくろ」や「エアハグして」などに応えた。その流れで、本ステージに戻ってパフォーマンスしたデビュー曲『《A》BEGINNING』では、再始動した4人の覚悟を感じさせるパワフルな歌声とダンスでファンを魅了した。

 その後、ステージはバンドコーナーに突入。メインボーカルである末澤の「横アリ、もう一発騒ごうか」の掛け声をきっかけに『咆哮』が始まると、ドラムの佐野、ピアノの小島、ギターの正門も続いてファンを盛り上げた。火花の特効を存分に使用し、同公演の中でも群を抜いて派手な演出が目を引いた1曲だった。地鳴りが響くほどのバンドパフォーマンスに応えるべく、ファンが灯すペンライトの動きも一層加速した。

持ち前のバンドスタイルでもファンを魅了【写真:Kosuke Ito】
持ち前のバンドスタイルでもファンを魅了【写真:Kosuke Ito】

個々で語った4人の思い

 本編ラスト曲『rAy』の前には、4人がそれぞれの思いを語った。

正門「皆さんに喜んでもらうためにアイドル頑張ってます。アルバム発売からの4か月間、このメッセージが変わりつつあるというか。迷いながらもがいていた時期もありました。今、ここで笑えていて幸せです。これからも応援よろしくお願いいたします」

佐野「(マイクを通さず)ありがとう~! 俺たちの8年間の歴史だったり、『Again』ができた経緯だったり、いろんなことを知っているみんなが背中を押してくれたからこそ頑張れました。正直、めちゃめちゃ怖かったけど前を向けたのはあなたのおかげです。これから先、Aぇ! group長いです。末永くよろしくお願いします」

小島「新体制でスタートしたツアーでしたが、『続けてきて正解やったな~』と思いました。あらためて、全てがつながっていることを実感できたライブでした。ハーフミリオンもありがとう! もっと上をみんなと見たい。すみません。強欲なんです」

末澤「Aぇ! groupチーム一同、みんなに恩返しできるよう頑張ります。今まで公言してきたことは、全部叶っています。これからも叶うと信じています。まずはドーム、立ちましょう」

そして、『rAy』を歌い終えると、観客が手を取り合ってメンバーと一緒に「俺たちが!Aぇ! group!」。瞬間、銀テープが噴射された。

 ファンの声援に応えて迎えたアンコールでは、メンバー全員がオフィシャルグッズのシャツ姿で登場。ステージを縦横無尽に練り歩きながら、オープニングで披露した『Again』を再び歌唱。正門があらためて感謝の言葉を述べ、「みなさんが受け取ったものが全てです。また、俺たちと遊びましょう!」と呼びかけた。

 昨年11月、グループは5人から4人になった。2024年5月のCDデビュー前にも経験した脱退劇だったが、佐野が放送中のNHK連続テレビ小説『風、薫る』にレギュラー出演するなど、現メンバーは個人の活動も充実させている。ここから先、目指すのはグループとしてのさらなる飛躍。末澤が宣言した「ドーム公演」を実現すべく、4人はファンとともに力強く前進していく。 

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