Rain Tree、2年目に迎える勝負の夏 “因縁の地”で決する明暗「最初で最後のチャンスかも」

秋元康氏がプロデュースするガールズグループ・Rain Treeが、“勝負の夏”を迎える。7月29日には目標としていた舞台・Zepp DiverCity(Tokyo)でワンマンライブ「Rain Tree Concert 2026 ~Summer party for you~」を開催する。これに先立ち、同4日にはダイバーシティ東京プラザでフリーライブを実施。Rain Treeとして初の16人全員歌唱楽曲を懸けて、動員2500人を目標に掲げている。高い目標を目指して走り続けるメンバーたち。Zeppの舞台、そして全員歌唱曲への思いなどを、綾瀬ことり、新野楓果、橋本真希の3人に聞いた。

インタビューに応じた綾瀬ことり、橋本真希、新野楓果(左から)【写真:くさかべまき】
インタビューに応じた綾瀬ことり、橋本真希、新野楓果(左から)【写真:くさかべまき】

Rain Treeとして初の16人全員歌唱楽曲を懸けた「2500人」の試練

 秋元康氏がプロデュースするガールズグループ・Rain Treeが、“勝負の夏”を迎える。7月29日には目標としていた舞台・Zepp DiverCity(Tokyo)でワンマンライブ「Rain Tree Concert 2026 ~Summer party for you~」を開催する。これに先立ち、同4日にはダイバーシティ東京プラザでフリーライブを実施。Rain Treeとして初の16人全員歌唱楽曲を懸けて、動員2500人を目標に掲げている。高い目標を目指して走り続けるメンバーたち。Zeppの舞台、そして全員歌唱曲への思いなどを、綾瀬ことり、新野楓果、橋本真希の3人に聞いた。(取材・文=中村彰洋)

――7月4日のフリーライブで2500人動員を達成したら、悲願の16人全員歌唱曲が8月リリースの5thデジタルシングルに収録されると発表されました。メンバーの皆さんにとって、全員歌唱曲にはどういった思いがあるのでしょうか。

綾瀬「デビュー前のFAINALIST時代に『命しか捧げるものがない』という全員歌唱の楽曲を1曲だけいただいたことがありました。その頃から全員でデビューしたいという思いが強く、デビューしたらみんなで歌えるものだと思っていました。『次こそ歌えるよね』と希望を持ち続けていましたが、ずっとかなわず、みんなでデビューしたのに悔しかったです。16人でRain Treeなんだということを分かってもらうためにも全員歌唱曲を歌いたいです」

新野「FAINALIST時代、デビューしたらみんなで歌えるものだと勝手に思っていたので、そうではないという現実を突きつけられました。初のワンマンコンサートで歌えるんじゃないかなと期待していたけど、その機会はなかったので、『もうないのかな』と正直思っていました。なので、今回の発表にはびっくりしました。Rain Treeは、うまくいかないことも多く、いろんな涙を流してきました。今回も全員で歌うために、目標をクリアしないといけない。そこも私たちっぽいなと思っています。このチャンスを逃したら、次がいつ巡ってくるかも分からないですし、もしかしたら本当に最初で最後のチャンスかもしれません。絶対に達成させたいです」

綾瀬ことり【写真:くさかべまき】
綾瀬ことり【写真:くさかべまき】

橋本「私も1周年でその機会がなかったので、次は2周年かなとも思っていました、まさかこのタイミングとは思っていなかったので、本当に驚きました。ずっと目標にしてきたので、これから先もずっと歌い続けられるような楽曲をいただけるように、なんとしてでも達成したいです。FAINALIST時代に、秋元康先生からいただいた『命しか捧げるものがない』という曲も、当時の私たちに向けたメッセージのような歌詞だと私たちは受け取っていました。今回、もしいただけるとなった時にどういった歌詞を書いてくださるのかが楽しみです」

――フリーライブ2500人動員という目標をメンバーの皆さんはどのように捉えていらっしゃいますか。

橋本「メンバーみんなで話し合って決めた目標が2500人という数字でした。この前、初めてメンバーそれぞれで、ロードマップを作る機会があり、3年目までの目標などを書き出しました。その中で、グループの1年目、2年目、3年目といった節目の目標をみんなで統一したいねと話し合って、『2周年にこのぐらいのお客さんに来てもらうためには』といった形で、逆算して決めた目標が今回の2500人という数字でした」

――メンバーそれぞれが何を書いたかなどは、皆さんご存じなのでしょうか。

新野「知らないです! グループとしての大まかな目標はみんなで立てましたが、そのほかの部分は共有していません。いつか共有するかもみたいな話もあがっています」

橋本「みんなが知ってたほうがいいんじゃないかっていう話にはなったよね」

橋本真希【写真:くさかべまき】
橋本真希【写真:くさかべまき】

フリーライブに目標のZeppの舞台…「勝負の夏です!」

――Rain Treeは、目標を立てて、それを達成しながらステップアップしているかと思います。どのような思いで1年半活動されてきましたか。

新野「16人全員が全く同じ考えを持ちながら活動することは難しいと思いますが、そういった目標を立てているからこそ、みんながそれに向かって頑張れていると思います。4thデジタルシングル『君の居場所、僕の居場所』の時に、今回は目標を立てずに頑張ろうと活動してみたのですが、勢いが停滞してしまった感覚がありました。だからこそ、頑張るためにも目標は立てた方がいいという話にもなりました。ファンの皆さんも一緒になって応援してくださって、そこから輪が広がっているとも感じています」

――4thの時に手応えもあまり感じられなかったからこそ、今回は大きな目標を掲げたということでしょうか。

新野「そうですね。『今のままじゃやばいかも』っていう話になったよね」

橋本「このまま何もしないのはダメだという危機感がありました」

新野楓果【写真:くさかべまき】
新野楓果【写真:くさかべまき】

――次のワンマンの舞台となるZepp DiverCityは、グループにとってどういう会場ですか。

橋本「Zeppはもともと私たちが1周年で立ちたかった会場です。そんな目標でもあったZeppに立たせていただけることはうれしいです。私たちは、もっと大きなステージを目指しているので、そのためにもしっかりと完売させて、『この子たちはもっと大きいステージに立てる』と思ってもらえるようにしたいです」

綾瀬「以前にTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)に立たせてもらったことがあるのですが、その光景を見て、『ここをRain Treeのファンの方で埋めたい』と強く思いました。なので、『Zeppに立つならダイバー』と自分の中で強く思っていました。本当に埋めたいですし、楽しい空間を作りたいです。Rain Treeにとっても、来てくださった方にとっても忘れられない大切な日にしたいです」

――今回のフリーライブもDiverCityが舞台となりますが、この地にどういった印象をお持ちですか。

綾瀬「FAINALIST時代に、WHITE SCORPIONさんのリリイベでDiverCityに立たせていただいたことがありました。私たちを見に来ているわけではないので、私たちがステージに立つと、興味を持ってもらえず悔しかった経験が印象に残っています。デビューしてからも立たせていただいて、来てくださる方が増えていることを実感しています。DiverCityでライブをやる時は、上の通路を通って控室に行くのですが、上から見た時に、『今日はあまり人がいないな』などが一目で分かってしまうんです。DiverCityで、ちゃんと手応えを感じられたことがなく、悔しい思い出で終わることが多かった場所でもあるので、今回は2500人で埋まった景色を絶対に見たいです」

――7月のフリーライブの結果で、今後の動きも大きく変わっていきそうですね。

新野「本当に夏でどうなるのかです。勝負の夏です!」

□Rain Tree(れいんつりー)秋元康氏が総合プロデュースを手がける16人組ガールズグループ。2023年に行われたアイドルプロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」最終審査まで残るも合格を逃した候補生が“FINALIST”の名義でグループを結成。下積み期間を経て、24年10月8日に正式にRain Treeとして結成された。25年1月29日に1stデジタルデビューシングル『I L U』でメジャーデビュー。26年7月4日には初の16人全員歌唱楽曲を懸けて、動員2500人を目標にしたフリーライブをダイバーシティ東京プラザで開催。同29日には、Zepp DiverCity(Tokyo)でワンマンライブ「Rain Tree Concert 2026 ~Summer party for you~」を開催する。

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