中村玉緒さんは「笑いの神が住みついていた」 明石家さんまが追悼「感謝しかありません」
お笑いタレントの明石家さんまが13日、メインパーソナリティーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』(午後10時)に出演。9日に肺炎のため、86歳で亡くなった親交の深い中村玉緒さんとの思い出を振り返った。

中村さんの娘から連絡
お笑いタレントの明石家さんまが13日、メインパーソナリティーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』(午後10時)に出演。9日に肺炎のため、86歳で亡くなった親交の深い中村玉緒さんとの思い出を振り返った。
ポルシェ、カマロ、ゲレンデ…人気女優の人生に寄り添った愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)
大物俳優だった玉緒さんをバラエティーに引き込んださんまは、経緯を語り、きっかけは『さんまのまんま』(関西テレビ系)だったという。
左手薬指にばんそうこうを巻いて出演した玉緒さんを、夫の勝新太郎さんに絡めて「すごいですね、勝新太郎さん。結婚指輪も大きなダイヤモンドで」といじると、「ええ、やあ~」という独特の声を発して動揺したという。さんまは「そこで今みんなが知っている中村玉緒さんが生まれたんです」と明かし、それまでの15分ほどの上品な受け答えから一変したとした。
指輪いじりから素の出た玉緒さんは「ちゃいまんねん、これ」「よろしいわ、こんなもん」「女優、今日やめます」などと言い、おもしろエピソードを大放出したという。笑いの素養を見抜いたさんま。1994年秋からビートたけしとのフジテレビでの新コント番組スタートを約束しており、同年春から半年間限定でスタートしたMBS系『明石家多国籍軍』に玉緒さんに声を掛け、悩んだ末に、勝さんの許可も下りて出演すると、レジ体験で出て来るお金の入った引き出しで毎回、腹を打ってうめくなどして爆笑をさらった。
同年8月にたけしはバイク事故を起こして一時テレビから離れたが、『多国籍軍』は予定通り終了。さんまは玉緒さんを「もったいない」と『(さんまのSUPER)からくりTV』(TBS)に起用。晩年のバラエティーイメージを定着させ、『さんま・玉緒のお年玉あんたの夢をかなえたろかスペシャル』(TBS系)も人気を博して恒例化された。玉緒さんは同番組が何よりも大好きで、放送が終わるたびに次回予定を確認し、着物を新たにあつらえて着るのを楽しみにしていたという。
数年間、暮らした施設で亡くなったという玉緒さん。さんまは覚悟はしていたというが「娘さんから連絡いただいた時は『あっ、そうですか』っていう感じで、心にポカンと穴が開いたような感じになって」と打ち明けた。さんまは見舞いにあえて行かなかったと明かした。弱った姿を見せたくないだろうという配慮などからの決断だったという。近年、親交の深かった人の名前も認識できないことがあるという情報も入っていたとした。
さんまは「お母さん(玉緒さん)には散々お世話になって、本当に頑張ってくれて」と言葉を送ると、「俺ね、『笑いの神が住みついた』っていうのは2人。内山信二と中村玉緒さんだけ」と認定するほど高く評価した。
ロケで発生するアクシデントもとんでもない面白さだったという。「計算しないところに住みつく」のが笑いの神で、玉緒さんはずっと逃げなかったとした。最後にさんまは「お母さん、どうもありがとうございました。感謝しかありません」と強い思いを口にして追悼した。
あなたの“気になる”を教えてください