『スター・ウォーズ』限定グッズだけ持ち帰り…“食品放置”が物議 「これは酷すぎる」とファン怒り

『スター・ウォーズ』シリーズの新作映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の公開記念特別商品を巡り、ネット上で転売行為が物議を呼んだ。公開初日の5月22日には、劇場内で商品とセットになったポップコーンが廃棄される事案も発生。放置されたポップコーンの発見者と、商品を企画・展開したTOHOシネマズに詳しい経緯と見解を聞いた。

映画館のポップコーン用ボックスを高額な限定グッズとして販売(写真はイメージ)【写真:写真AC】
映画館のポップコーン用ボックスを高額な限定グッズとして販売(写真はイメージ)【写真:写真AC】

TOHOシネマズがコメント「回答を差し控えさせていただくことと」

『スター・ウォーズ』シリーズの新作映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の公開記念特別商品を巡り、ネット上で転売行為が物議を呼んだ。公開初日の5月22日には、劇場内で商品とセットになったポップコーンが廃棄される事案も発生。放置されたポップコーンの発見者と、商品を企画・展開したTOHOシネマズに詳しい経緯と見解を聞いた。

「川崎のTOHOシネマズのエレベーター内にマンダロリアンのポップコーンバケットとドリンクカップ欲しさにポップコーン(塩とキャラメル1個ずつ)と飲んでないドリンク置いてたった奴、地獄行きな」

 映画公開初日の先月22日、SNS上に投稿された写真には、劇場内の床に放置されたポップコーンやドリンクが収められている。TOHOシネマズでは、今回の映画公開を記念して作品の登場キャラクターにちなんだ限定のポップコーンボックスやドリンクカップを販売。ポップコーンとセットで1万4800円(税込み)という高額商品もあり、販売開始前から大きな注目を集めていた。一連の投稿は、限定商品を目当てに購入後、不要なポップコーンやドリンクを廃棄していったものとみられる。

 投稿は大きく拡散。「これは酷すぎる」「また転売か…」「せめて持ち帰るべき」「食べ物を粗末にするな」など、批判の声が多数寄せられた一方、「そんな気がしていました」「ほんと売り方考えなさいよ…」など、商品と食品をセットにした販売方法にも疑問の声が上がっている。

 投稿者は神奈川在住のichi5(@ichi5nuco)さん。公開初日だったこの日は、限定商品のために始発で最寄り駅を出発し、映画館がオープンする午前8時30分まで雨の中を2時間以上も並んだ末に購入できたという。

「8時15分頃に、劇場スタッフが整理券を配り始め『限定商品の在庫は22個ずつあります。前に並んでいる人たちが上限数以上購入しなければ整理券番号が23番以降の人も商品を買うことができます』と説明がありました。何番目まで整理券が配布されたのかは分かりませんが、目視で確認した限り、オープン前には100名ほどが並んでいたと思います。中には大きなショッピングバッグを予め持参し、購入後に荷物を整理している方も数名見かけました」

マクドナルドのハッピーセットでも同様のトラブルが

 一連の投稿について、「ここ最近、『付録』や『特典』欲しさに食べ物が公共の場に放置されるニュースが多く、やはり今回もか……とガッカリしました。こうした声が届くか分かりませんが、今後の特典の付け方、あり方について、ルールや販売方法などを企業さん側にも検討いただけたらうれしいと思います。きちんとモラルのある、本当に欲しい方ひとりでも多くの方の手に渡りますように」と話している。

 昨年8月には、マクドナルドのハッピーセットで景品となった「ポケモンカード」目当てに客が殺到。ハンバーガーやポテトなど、大量の食品が廃棄される騒動となった。限定商品を巡る転売目的の大量購入や、セットとなった食品の大量廃棄は大きな問題となっている。

 ENCOUNTは5月22日、商品を企画・展開したTOHOシネマズ株式会社の劇場運営部に、販売方法やトラブル対策を問い合わせ。6月上旬になって「お問い合わせいただいた件につきまして、社内で慎重に検討をいたしましたが、今回の件に関しては回答を差し控えさせていただくことといたしました」と文書で返答があった。

 限定商品には話題性があり、ファンの所有欲を刺激するために効果的な販売方法だが、それが過剰な混乱や大量の食品廃棄につながっている現状は望ましいものとは言い難い。購入する側はもちろん、販売元である企業の側にも、過度な混乱を招かないための責任が求められている。

次のページへ (2/2) 【写真】劇場エレベーター内に投棄されていたポップコーンとドリンク
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