遺族の写真や遺骨を掲載、葬儀社のSNS発信が波紋 遺族は許可…代表は「問題ない」も一部削除か
葬儀業者がSNSを通じて葬儀の様子を発信する動きが広がる中、遺骨まで公開した投稿が波紋を呼んでいる。参列者の顔が分かる写真も含まれており、「許可は取っているのか」といった声が相次いだ。同社に経緯を聞いた。

「仕事でも悲しすぎます(泣)」といった記述も
葬儀業者がSNSを通じて葬儀の様子を発信する動きが広がる中、遺骨まで公開した投稿が波紋を呼んでいる。参列者の顔が分かる写真も含まれており、「許可は取っているのか」といった声が相次いだ。同社に経緯を聞いた。
話題となっているのは、埼玉県で葬儀サービスを手掛ける代表者の投稿だ。投稿には祭壇の様子に加え、参列者の顔が分かる写真や、火葬後の遺骨も含まれていた。
投稿では、故人の年齢や家族状況などプライベートな情報も紹介されており、「56才、早すぎるよ」「仕事でも悲しすぎます(泣)30歳という若さで逝ってしまうなんて。臨月のお腹の赤ちゃんは? 掛ける言葉もない!」といった記述も見られた。
ネット上では「遺族から許可をもらっているのかな?」といったプライバシー面を気にする声のほか、「かなりデリケートな問題」「インスタ見てみたらアイコン変わってた 色々投稿削除してるっぽいね」といった意見もあがっていた。
事実関係を確認すると、担当者は「(代表は)『別に問題ない。人それぞれの意見があるから』と言っていました」と説明。
「投稿は全部(遺族などの)許可を取っているし、他のインスタでもこういうのをあげられている人もいるそうなんで……。“いいね”もいっぱいもらってる」と回答した。
同社は、「許可を得ていること」や「同様の発信事例があること」などから、投稿に問題はないとの認識を示しているが、削除された投稿もあるとみられている。
SNS時代において、葬儀の現場も例外ではなくなりつつある。ただ、故人の尊厳や遺族感情といった極めて繊細な領域を扱う以上、その発信の是非や範囲を巡る議論は今後、さらに広がりそうだ。
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