萩原聖人、15年ぶり単独主演の決め手は“地味” ATGの世界観漂う作品「リアクションが楽しみですし怖くもある」

俳優の萩原聖人が20日、都内で行われた映画『月の犬』(4月24日公開)の完成披露舞台あいさつに、共演の渋谷そらじ、やべきょうすけ、深水元基、メガホンをとった横井健司監督とともに登壇した。

イベントに登壇した萩原聖人【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した萩原聖人【写真:ENCOUNT編集部】

子役の渋谷そらじからモノマネをされタジタジ「仕込まれただろ!」

 俳優の萩原聖人が20日、都内で行われた映画『月の犬』(4月24日公開)の完成披露舞台あいさつに、共演の渋谷そらじ、やべきょうすけ、深水元基、メガホンをとった横井健司監督とともに登壇した。

“ジャパニーズ・ノワール”と呼ぶべき、「生きることへの絶望」を描く本作。反社会で生きてきたが、連れ添った妻の病気に気づかず亡くしたことを悔やみ、極道の世界を離れ、知らない街に流れ着く東島役を萩原、東島が働くことになるバーの元締めの会長・南役を深水、東島を動かす少年・将吾役を渋谷、東島の元部下役をやべがそれぞれ演じる。

 本作が15年ぶり単独主演映画となる萩原は、オファーが来た際の心境を聞かれると「うれしいですけど、主演は勘弁してというところもありますから。監督と同じくらい大変なことが多いのが主演と相場が決まっていますから」と吐露しつつ、それでもオファーを受けた決め手については「普通、こういう場には必ず華があるんですけど、1つもないという……。地味。そこです」と返答。

 続けて、萩原は「そういうものって今は作ろうってなることもないですし、ATG(日本アート・シアター・ギルド)とか言われてもなかなかわからない人もたくさんいると思うんですね。だから、この作品を見てもらって、そういう世界観や匂いを(感じてほしい)」と熱く語り、「昔の日本映画にはあったんですけど、現代の現実的ないろんなものにぼやかされちゃっているところがある気がするので、そういうものを監督が『一緒に作りましょう』ということで、こういう主演ならやってみたいと思いました」と語った。

 また、ATGの世界観が漂う本作で、役を演じる上で気をつけた部分を聞かれた萩原は「誤解を恐れずに言えば、説明することが一切ないんですよね。役者って説明させられることが多くて、それとどう戦うかみたいなところもあるんですけど、今回は何にも説明しなくていいということがどういう風に見えるかなというのは、今日ご覧いただく皆さんのリアクションが楽しみですし、怖くもありますね」と期待を寄せた。

 さらに、子役の渋谷は、萩原の印象を聞かれると「最初に衣装合わせで会った時に、萩原さんが『お疲れ様でーす』って」と低音ボイスで萩原のモノマネをして会場の笑いを誘い、萩原から「(誰かに)仕込まれただろ!」突っ込まれつつ、渋谷は「ちょっと怖い人かなと思ったけど、いろんなお話もしてくれたし、そらじが撮影現場で『ガチャガチャやりたい』って言ったら、2回もやらせてくれたし、優しかったです」と笑顔で語った。

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