3年間“燃料代ゼロ”の衝撃 テスラが大盤振る舞い 新型車投入でアルファードの牙城崩す
進化を遂げた電気自動車(EV)に熱視線が注がれた。米EV大手テスラがこのほど、6人乗りの新型車「Model Y L」を、日本で売り出すことを発表した。3列シートで全席の快適性を追求した新たなSUV。ファミリー層を主要ターゲットの一つに据えた「ファミリーSUV」としても位置付け、「間違いなく日本のミニバン市場を食っていける車両」と、攻勢をかけていく方針だ。

EV市場「日本はやっと一歩踏み出せた」
進化を遂げた電気自動車(EV)に熱視線が注がれた。米EV大手テスラがこのほど、6人乗りの新型車「Model Y L」を、日本で売り出すことを発表した。3列シートで全席の快適性を追求した新たなSUV。ファミリー層を主要ターゲットの一つに据えた「ファミリーSUV」としても位置付け、「間違いなく日本のミニバン市場を食っていける車両」と、攻勢をかけていく方針だ。
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今月3日に都内で行われた発表会。国内外から報道陣が殺到し、会場にはテレビカメラ3台以上、約60人が詰めかけた。新型モデルの撮影の列が絶えず、高い注目度をうかがわせた。外装はコズミックシルバー、内装はゼングレーの新色をまとったModel Y Lが堂々と展示された。
Tesla Japan合同会社の橋本理智社長は「3列シートの車内空間の広がり、圧迫感なくゆったり感覚で乗れます」と、プレミアムな乗り心地に自信を込める。
フロントデザインはModel Yを踏襲。シートは専用設計で、3列目に電動リクライニングを設置するなど快適性をアップグレードさせた。航続距離788キロ、ゼロから時速100キロ到達までは5.0秒で、確かな加速性能も備えている。3列目にもエアバッグを採用し、車体剛性を高めるなど安全性の向上にも余念がない。同日から注文がスタートし、納車は大型連休前の4月末からを予定しているという。
また、同社は「世界中で日本だけ」の独自企画を展開。Model Y Lに限らずテスラの新車を、4月1日以降に注文し、6月30日までに納車完了した顧客を対象に、全国146カ所に置かれている「スーパーチャージャー(急速充電ネットワーク)」を利用した充電料金が「3年間無料」になるというキャンペーンだ。

イーロン・マスクCEOも日本に注目
3年間の“燃料代ゼロ”の衝撃。世界情勢の影響もあってガソリン代が高騰する中、テスラ社は「乗り換えるチャンス」と経済的メリットを強調する。橋本社長は「ガソリンが高騰する中でお客様をハッピーにしたい、助けてあげたいという気持ちを持っています。我々としてはかなりの大きな予算になりますが、それでもやるという思いがあります」と意図を明かす。
日本国内での販売・セールス拠点、整備拠点の拡充をさらに推し進めるといい、橋本社長は「(最高経営責任者CEOを務める)イーロン・マスクがXの投稿を通じて、スーパーチャージャーや日本のサービス拠点を中心に投資してサポートすることを明言しました。日本でのビジネスの拡大について、可能性を信じ、確証して投資をする決断をしたのは事実です。非常に強力なバックアップがあります」と語気を強めた。
世界と比べて遅れていると指摘される日本のEV市場。「日本はやっと一歩が踏み出せた。大きな二歩、三歩につながる。ここから伸びるしかない」と明るい未来を見据える。
日本では軽EVの流通もある中で、“大型”のファミリーSUVを投入する狙いはどこにあるのか。橋本社長は「まずは中心としてファミリー層、大きい車に乗っている方々について、EVに移行していただく。これが一番最初のターゲットです。アルファードやクラウンをたくさん見るじゃないですか。7シーターも街中で多く見かけますよね。4人家族・5人家族が乗るサイズをイメージした一般的に大きめと言える車は、まだまだガソリン車が走っていますよね。それにもかかわらず、われわれが軽に走る戦略はないです。それに、Model Yの名前が付いていますが、別格で考えています。(SUVタイプの)Model Xに代わるものという形で出しています」と説明した。人気の高級ミニバン・アルファードを“ライバル”の一つに据え、ユーザー獲得を狙っていく戦略が透けて見えた。
Model Y Lの車両本体価格は749万円(税込み)。
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