LGBT告白の美人バレーボーラーが語る“カミングアウト” 「現役なら今でもしてない」

現役時代に“美しすぎるバレーボール選手”と呼ばれながら、引退後の2017年にバラエティー番組で突如、同性愛者であることを告白した滝沢ななえさん。ENCOUNTのインタビューで「私の場合はどちらかというと後天的だった」と語るなど、恋愛観について明かしてきたが、今回は同じように悩みを持つLGBTの人たちに様々なアドバイスを送る。

自身の恋愛観を明かす滝沢ななえさん【写真:荒川祐史】
自身の恋愛観を明かす滝沢ななえさん【写真:荒川祐史】

「現役だったら今でもしてない」社会のために決断したカミングアウト

 現役時代に“美しすぎるバレーボール選手”と呼ばれながら、引退後の2017年にバラエティー番組で突如、同性愛者であることを告白した滝沢ななえさん。ENCOUNTのインタビューで「私の場合はどちらかというと後天的だった」と語るなど、恋愛観について明かしてきたが、今回は同じように悩みを持つLGBTの人たちに様々なアドバイスを送る。

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「私の場合は、同性愛と気づいて気が楽になった。それまでは人を好きになれない病気かと思ってたのが、なんだ、ちゃんと女の子なら愛せるじゃないかと。戸惑いよりも納得の方が大きかったです」

 まずは自分の性質を正しく理解し、ポジティブに受け止めることが大事だと滝沢さん。次のステップは同じ考えを持つ人たちと交流することだという。

「リアルでLGBTの方と出会えることってなかなかない。もし知り合ったとしても、お互い隠してたらわかりませんし。SNSには匿名でできるものもあるので、まず活用してみるのもいいと思う。コミュニティーのなかにいるだけでも楽しく話せるし、今は異性愛者の人も普通にアプリで知り合って恋愛している。ハードルを高く感じる必要はないのかな」

 滝沢さんは自らテレビで同性愛を公表したが、いわゆる“カミングアウト”は必ずしもしなければならないものではないという。

「以前の職場が社会貢献に力を入れているところで、自分が社会のためにできることって何だろうと考えたときに、同じ境遇の人の助けになったり、勇気を与えることかなって。多少なりともバレーで知られた私だからこそ、公表する意味があると思ってカミングアウトしましたが、しなきゃいけないものじゃないし、自分だってしたかったという感じではない。現役を続けてたら、今でもしてないと思います」

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