『ばけばけ』新たな出演者発表 大西信満は朝ドラ初出演で元武士の人力車夫役、伊武雅刀は大雄寺の住職役

俳優の伊武雅刀、大西信満がNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)に出演することが1日、発表された。大西は連続テレビ小説初出演となる。

新たに出演が発表された伊武雅刀(左)、大西信満【写真:(C)NHK】
新たに出演が発表された伊武雅刀(左)、大西信満【写真:(C)NHK】

大西演じる車夫は「不器用ですけん」が口癖

 俳優の伊武雅刀、大西信満がNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土曜午前8時)に出演することが1日、発表された。大西は連続テレビ小説初出演となる。

 伊武が演じるのは、松江市内にある大雄寺の住職。トキとヘブンに、寺に伝わる怪談を語る役どころだ。伊武はこれまでに、連続テレビ小説『ひらり』『だんだん』『べっぴんさん』に出演している。

「脚本 フレッシュで実に楽しいシーンの連なり。毎日楽しみに拝見しています。

 主役 髙石あかりさん 良いですね。表情がとても豊かで。長丁場、撮影大変ですが存分に物語にあかりを灯して下さい。

 トミー・バストウさん文化の違う日本の現場で孤軍奮闘。イライラする事もあるでしょうが、魅力あります。日本を好きになってエピソードを沢山持ち帰って下さい。

 2人の共演 ゴールデンコンビです。とても応援したくなります。今後の展開が物凄く楽しみです」

 一方、大西は連続テレビ小説初出演。演じるのは元武士の人力車夫で、「不器用ですけん」が口癖の真面目でとにかく素直な男。錦織の紹介で、ヘブンの専属車夫となる。

「物語の後半から登場する松野家の専属車夫、永見剣造役の大西信満です。初の朝ドラで不安もありましたが、松野家のみなさまに温かく迎えていただき、柔らかな緊張感の中、自然と『ばけばけ』の世界観に入っていくことが出来たような気がします。単なる雇用関係の枠を超え、かつての封建制の主従関係ともまた違う、ただただ愚直に、誠実に、松野家のみなさまに心から寄り添いお仕えする、そんな不器用な男を務めさせていただきます」

 制作統括・橋爪國臣氏のコメントは以下の通り。

「大雄寺の住職は伊武雅刀さんです。大雄寺には小泉八雲にとってとても重要な怪談が伝わっています。ドラマでも、その怪談はヘブンやトキにとってとても大切なものとなります。撮影現場で、伊武さんの語る怪談は、強さだけではなく、心の奥底に響いてくる悲しさや、美しさを感じました。

 ヘブンの専属の車夫である永見は、大西信満さんにお願いしました。トキたちと同じように、明治になって働かなくてはならなくなった士族ですが、実直さゆえの不器用さがあり、ただ、愚直に車を引いています。大西さんだからこそ表現できる純粋すぎる真っ直ぐさが、永見をとても魅力的な男にしてくれています。松野家の新たな一員として、『ばけばけ』の世界を盛り上げてくださっています。

 放送では、トキとヘブンの物語がゆっくりと動き始めました。二人がこれからどうやって思いあい、夫婦になっていくのか。新しいキャストとともに、これからも二人の物語を丁寧に紡いでいきます」

 作品は松江の没落士族の娘で、小泉八雲の妻・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描くオリジナルストーリー。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語をフィクションとして描く。

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